製薬業界にも試練の時!?
こんにちは、看護プロの野澤です。
最近、いつもの日経に加えて産経新聞を読むようになりました。
私の愛犬、ipadは産経新聞をタダで読ませてくれるんです!
ただ、最近はメールみるか産経新聞読むかくらいしか使ってあげられていないのが悩みの種です…。
さて、本日の医療ニュースですが、産経新聞では、最近5日間くらいで製薬業界の2010年問題をテーマに論じている記事がありましたのでこちらをご紹介させて頂きます。
2010年問題とは、製薬業界において2010年前後に大型医薬品の特許が一斉に切れ、ジェネリック医薬品(後発医薬品)がそれらを飲み込むことで、各製薬メーカーの収益に重大な影響をもたらすと懸念されている問題のことです。1つの特許が切れることで売上が数千億一瞬にしてなくなってしまうなんてこともあるようです!
私の友人でも某一流製薬メーカーの友人が何人かいるのですが、その話をしてみると彼らも危機感は持っています。しかし、製薬メーカーはこれまで景気にほとんど左右されず安定的かつ巨大な業界として恵まれた環境にい続けていたことも事実です。危機感は持ちながらもどこか他人任せな的な空気が流れてしまっているとも言っていました。
今までは画期的な新薬を創ればそれで全てが安泰だったものの、今後は同じ効能の中、企業ブランド・価格など他の一般商品と同様に闘っていかなければならなくなります。
画期的な薬をつくればあとはマスで売ってそれで終わり。
ではなく、改善・改良を繰り返し(副作用の低下・用途の明確化・ディスカウントなど)1人の患者に合う薬を追及し続ける。
そんな「全体視点」と「個別視点」を両方追及した会社が勝ち残れるような気がします。
世の中に絶対的安定なんてないんだな…と改めて思います。
この大きな渦の中、変わろうとしていく一部の製薬メーカーをこの目でしっかり追っていきたいものです。
2010年06月18日カテゴリー:医療全般