医療費抑制に向けて…
こんにちは。
看護プロの吉場です。
今日はなんだか肌寒いですね。
夏みたいにあったかくなったり、雨が降ったり、
気温の差が激しいので、みなさんご体調にはお気をつけくださいね!
さて本日は、先日、日経新聞に掲載されていたニュース。
厚生労働省にて、厚生労働省が「社会保障と税の一体改革」に
盛り込む病院改革の具体案が明らかになったそう。
その記事によると、今後、医療費の抑制を目的として下記に取り組むという。
①機能別に病床を再編、現在130万床から、2025年に170万床以上に増えると
みられるベッド数を140万床弱におさえる。
→具体的には、現状で107万床の一般病床を、
25年に高度な医療を担う病床約25万床、
一般の病床50万床、リハビリ用の病床40万床に分け、
それぞれに特化した人材や設備を配置。
主に長期入院用の療養病床は現状の23万床に抑える。
②平均入院日数を一般的な病床で3分の1程度削減する。
→具体的には一般的な救急病床では約13日の平均入院日数を約9日に。
これにより、医療費を抑制してくとのことですが、
その一方で、
医師の数を増やすことによる人件費や、
リハビリ設備の充実など機能強化の改革にかかる費用は
抑制効果を上回る見込みもあるという。
うーん、今後どのように実行されていくのか
しっかりチェックしていいきたいと思います。
以前より議論され、現在来年3月までに廃止される予定の介護療養病床についても
実際他の施設への転換はなかなか進んでいないのが現状。
今後の医療の動きを、きちんと把握しながら、
看護師さんのお仕事探しのサポートをしっかりしていけたらと
思っております。
2011年06月01日カテゴリー:医療全般