特定看護師
こんにちは。
看護プロの野澤です。
本日は、最近、議論が活発化されている特定看護師に関してのニュースです。
特定看護師とは・・・
厚生労働省が法制化・制度化を検討している資格で、傷口の縫合や気管内挿管などの医師業務の一部を行うことができる看護師の事です。
ただ、特定看護師に対してはいくつか意見がでているようです。
(賛成意見)
・在宅などで、医師を呼ばなくても特定の分野について確実に知識を得た看護師に早めに処置してもらえるようになれば、何よりも患者のためになる
(反対意見)
・医師業務の肩代わりをする特定看護師の創設より、医師・看護師不足を解消することが重要
・一般の看護師の負担につながらないのか。特定看護師が入ることで混乱するのではないか
・本来の看護に力を入れるべき
・新たな階層化・複雑化を招き、看護教育にも大きな影響を与えかねない
反対意見の方が多い気はしますが、個人的には、ありだと思ってます。
看護師はなかなか個人差をつけづらく、横並びになってしまいがちな中、
「特定看護師」の創設により、さらなる成長をめざす人が出てくると思うからです。
認定看護師や専門看護師を既につくっているので、反対意見は当てはまらない気がします。
看護師不足の解消はまた別問題ですし。
この議論、しっかり注目していきたいと思います。
2011年06月22日カテゴリー:看護師