ローザス医療ニュースブログ


仕事と家庭の両立

看護師の定着率向上

これは、どの病院にとっても非常に重要なテーマですが、
最近、定着率を向上させるべく、子育て支援は勿論のこと、
短時間勤務の職員を正職員として雇用するなどといった
新しい試みも行われているようです。

先日行われた厚生労働省の看護師確保についての会議でも、
各参加者から、定着率向上に向けた具体的な取り組み事例として
こうした新しい試みについての紹介があったといいます。

女性が多い看護師は、結婚や出産で、30歳前後に
生活スタイルが大きく変わる人が多いため、
それに対して職場が柔軟に対応し、
長く仕事を続けてもらおうという取り組みは非常に良いと思います。

この取り組みを聞いて思ったのは、医療業界は他業界に比べ、
女性の仕事と家庭の両立という意味においては、
先進的な取り組みをしており、それを他業界にも
応用できたらいいのではないかということです。

生活スタイルが大きく変わる可能性が高いのは、看護師だけではなく、
世の女性全般に言えることですが、それを受け入れている
という意味でいえば、医療業界は非常に進んでいると言えます。

一般の事業会社では、託児所が完備されていたり、
時短勤務を認めているところはほとんどありません。

それどころか、制度はあっても、実際には産休すら取得できない
職場というのが、まだまだ珍しくありません。。。

妊娠したことを上司に告げることが、退職の申し出と受け取られる
などという職場も少なくないと思います。

実際に看護師とその他の職種の女性の就業率を年代別に見た時に、
30歳前半では5%程度、看護師の方が
就業率が高いというデータもあります。

まだまだ医療業界でも、目標とする看護師の定着率を実現するには、
改善が必要ではありますが、仕事と家庭の両立といった意味では
他業界に比べて医療業界は進んでいるわけです。

最近、経営管理や購買など、医療業界に一般業界の仕組みを導入して
成果が上がっているという話も聞きますが、
こうした医療業界の進んでいるところにも目を向け、
お互いがいいところを取り入れあうのもいいかもしれませんね・・・

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2009年09月29日カテゴリー:看護師