新型インフルエンザワクチン10-mL バイアルの衝撃
世の中、知らないことだらけ。
みなさん、知ってましたか???
「新型インフルエンザワクチン10-mL バイアル」のことです。
ほとんどの人が知らないと思います。
ま、知らなくてもいいのかもしれませんが・・・。
どういうことかというと、
一般的にはインフルエンザ
ワクチンは0.5 mL を皮下注射することから、
10-mL バイアルは20人分ということになり、
小児では接種量がさらに少ないのでもっと多くの患者に
1バイアルから投与されることとなる。
つまり、
同じ薬液から20人近くの人がワクチン注射を受けることになります。
つまり、
保管されている間に雑菌が入り込んだり、
まったく違うものを投与してしまうリスクが高まってしまいます。
ちなみに、
一般的なワクチンは一回分、つまり0.5 mL単位で
「あとは打つだけ」という状態になっているため、
上記のようなことに注意する必要が全くないようです。
きっと、判断した人は、
インフルエンザワクチンをたくさん確保すること
と
安全性を確保すること
の間で悩んで、そのうえで、
ワクチンを確保できずにインフルエンザにかかってしまうリスク
と
安全性を確保できずになんらかの問題が発生するリスク
を天秤にかけて上記の決断をしたんだと思います。
判断はわかるんですが、
なにはともあれ国の判断であり、生死に関わりうる問題。
きっと、これを判断したお偉いさん方は安全な0.5 mLタイプで
ワクチンを打っているんだろうなぁっていうことを想像すると、
なんだか怖い話です。
ま、こんな話ばかりだとは思いますし、
どうにかできるものでもない気もしますが。
2009年10月07日カテゴリー:医療全般