混合診療をめぐる議論
先日、混合診療の「原則禁止」という国の法解釈が、
合法かどうかをめぐる判決が出されました。
違法とした一審の東京地裁判決が覆り、
混合診療の「原則禁止」は合法との判決になったそうです。
これを機に混合診療の容認派と否定派の議論が
改めて沸騰しているようですが、
どちらの主張も頷けてしまうのが困ったものです。
混合診療を積極的に進めようという容認派の主張は勿論、
安全性や、受けられる医療に対する格差が心配なので
ダメだという否定派の意見も、分からないではないです。
でも、これって、よく言われるように、問題の本質は
日本と海外での薬の承認のタイムラグ、
プロセスが異なるために起こっている問題ですよね。
極論すれば、海外と日本とのタイムラグがなければ、
そもそも混合診療にならず、
全て保険の適応内での治療ができるはず。
混合診療の容認派、否定派のそもそもの前提が
良い意味でなくなるわけです。
当然、これができないのは相応の理由があるわけで
素人が想像を絶するような壁があるのだろうと思います。
今度それについて調べてみようと思っています。
2009年10月19日カテゴリー:医療全般