ちょっと暗い話 医療機関の倒産
医療の領域でビジネスをしていると、いろいろな人から
「いい領域でビジネスしているよね。」とか「儲かってるでしょう。」とか言われます。
たしかに、未曾有の不況と言われている昨今の状況を考えると、
間違いなく「医療業界」の調子はいいんだと思います。
ただ、一方で、私たちローザスが病院等に電話をしていると時々、こんな音声が流れます。
「2009年3月31日をもちまして●●病院は閉鎖いたしました。ご愛顧、ありがとうございました。」
調子がいいとはいえ、やっぱりこういう話は一方でたくさんあるんです。
どれくらいあるかというと、
2008年度で40件!!
しかも、2001年度の15件から徐々に増えてきて、
2007年、2008年はともに過去最高で40件の医療機関が倒産しています。
2007年、2008年は過去最高なんですね。
その原因は、
①開業の増加による過当競争
②医師不足による病院の縮小
③政策としての診療報酬の引き下げ
④患者の選択意識の高まりによる大病院への集中
などいろいろとありますが、とにかく、
「生き残る病院か否か」見抜く力が医師や看護師の転職でも
重要になってきているのが現実です。
私たち「看護プロ」でもそういった見る目が今後、ますます重要になってくるのかもしれません。。。
2009年06月04日カテゴリー:医療全般