ローザス医療ニュースブログ


田辺三菱製薬が営業停止

看護プロの柴崎です。

今日は寒いですね~。
この寒さだと、先週コートをしまったことに後悔している方も多そうな気がします。

田辺三菱製薬の子会社が
組織的にデータ改ざんしたことで、25日間の業務停止命令を受けました。


日経新聞の記事

この子会社は「バイファ」。
聞きなれない社名ですが、バイファ社は、旧ミドリ十字の子会社。
旧ミドリ十字といえば、薬害エイズ訴訟で事実上救済合併された会社です。

要は、
隠ぺい体質が、まったく直っていなかったということですね。

マスコミの報道を見ると、
「企業体質の改善を!」という論調が目立ちます。

しかし、以前ブログにも記載しましたが
製薬会社の闇」という本を読んで、このニュースを目にすると
「あぁ、またか。。」と感じてしまいます。


以前のブログ

単純に言ってしまうと、
製薬業界では、繰り返し行われていることなんですね。
残念ながら。

海外などでは、こういった問題をめぐって何百億も罰金を払っている企業があります。
しかも、例外ではなく、多くの企業が!

「外資はまったく!」と思うなかれ。
武田製薬の合弁も払っています。
日系製薬会社の親会社も払っています。

業界全体がこんな体質なので、
業界を監視するための、強い法律の制定がないかぎり
「企業体質の改善」と叫んでも、おそらく何も変わらないでしょう。

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2010年04月16日カテゴリー:医療全般