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婦人科医10年ぶり増…研修制度見直し効果??

こんにちは。看護プロの小林です。

最近自宅のテレビが壊れて、泣く泣く
液晶テレビの購入を検討している毎日です。

さて、先日4日のニュースですが・・・

産婦人科医10年ぶり増…研修制度見直し効果

全国の産科・産婦人科の医師数が昨年、10年ぶりに増加に転じたことが17日、厚生労働省の2年に1度の調査でわかった。訴訟リスクや過酷な勤務条件による医師の産科離れが指摘されているが、厚労省は「臨床研修制度の見直しなどで、新人医師が産科・産婦人科を選ぶ割合が増えている」としている。

厚労省は「臨床研修制度の見直しなどで、新人医師が産科・産婦人科を選ぶ割合が増えている」
⇒本当?

産科医の不足している要因としては下記がよく言われます

①夜間、休日を問わず医療が行われる過酷な現場
 →当直や深夜の緊急呼び出しが多い過酷な労働環境

②少子化との関係
 →産む人も子供も減っていくので産婦人科や小児科の医師になっても・・・という考え

③医療裁判で産婦人科関連が多い
 → 最高裁判所の「医事関係訴訟に関する統計」によると、2006年の産婦人科における訴訟件数は161件にのぼる。
   これは、内科、外科に次いで3番目に多く、全体の16.3%を占める。医師一人あたりの提訴件数の割合でみると、
   全診療科中、産婦人科がトップ

今回、注目すべきは①について
今回厚労省の発表した産科医増加要因の「臨床研修制度の見直し」が一部では
産科医減少要因と言われています。

2004年に行われた臨床研修制度の見直しとは
以前は医師資格を得た後、2年間研修を積むことが努力義務だったものが、義務化。
幅広い分野の基本的臨床能力を習得することを目的とし、内科、外科、救急部門など研修を実施することを必修化。

この医師臨床研修制度が義務化されたことによって、2年間研修が延びたことになります。そのために新人医師が入って来ないので大学病院で医師が不足し、派遣されている医師などの引き上げが起こっています。

また、さまざまな科を研修することにより、勤務状況が厳しい産科や小児科などは新人医師から敬遠される傾向。2004年度に始まった医師臨床研修制度1期生、2006年度産婦人科を選ぶ医師は4割減と言われています。

再び、ニュースに戻って
厚労省は「臨床研修制度の見直しなどで、新人医師が産科・産婦人科を選ぶ割合が増えている」
⇒本当?

個人的には、
少子化問題に拍車をかけている“産婦人科医“や“産む場所”の不足に対して

「産む場所も助成金もあるので安心です!!」っというメッセージを感じました。。。

ちょっと歪んだ考え??

株式会社ローザス 小林

2009年12月20日カテゴリー:医療全般, 雑談