訪問した病院が、倒産に・・・
こんにちは。
看護プロの柴崎です。
東京都大田区にある
大森記念病院が破産したという、ニュースが流れていました。
↓
6月末で休院。
7月には、看護師や事務職員らを整理解雇したが、給与未払い等のトラブルが発生していたそうです。
破産するほどになれば
それは、給与も払えませんよね。。
実は、こちらの病院には1年ほど前に、一度お伺いしたことがあります。
確かに、建物自体はだいぶ古いものの
将来的には、立て替える予定があると、おっしゃっていました。
看護師採用のために、
私たちのような、人材サービス会社を利用していたので
その頃には、病院を存続させようとしていたのでしょう。
大森記念病院さんのケースは、レアなのでしょうか?
データを見てみると
1990年には10,096あった病院が、2007年には8,883まで減少しています。
現在でも減少は続いているので、20年間で20%近く減ったことになります。
つまり、「良くあること」
ちなみに、主な原因は倒産。
それだけ病院経営が苦しいということでしょう。
こう考えると、
「民間より、公的な病院なほうが安心」
と考える方も多いことでしょう。
ところが、公的な病院も着々と民営化の方向に進んでおり
かつてのように、「入職したら一生安泰」とも言えない状況です。
数年内には民間と変わらない、リスクにさらされることでしょう。
ですので、
安定した職場を探すのであれば
きちんと、その病院の「経営状況」を見る必要がありそうですね。
2010年09月29日カテゴリー:医療全般