介護予防事業の利用率、伸びず・・・なんと0.5%!
10月29日、厚生労働省は、
「平成21年度介護予防事業(地域支援事業)の実施状況に関する調査結果」
を発表した。
昨年度の介護予防事業の利用率は高齢者人口の0.5%だった模様。
将来の介護の必要性を判定する「基本チェックリスト」の実施者は、
871万5167人で高齢者人口全体の30.1%。
この中で、介護が必要になる恐れがある「特定高齢者」の候補者は206万7441人、
新たに特定高齢者とされたのは64万6573人だった。
介護予防事業の利用者は14万3205人で、利用率は高齢者人口の0.5%。
ちなみに、2008年度は12万8253人で、利用率は同じく0.5%だった。
介護予防事業については現在、特定高齢者の名称を廃止するとともに、
事業の簡素化などで利用者の増加を目指す議論が進められている。
介護予防事業の予算は、昨年度が約260億円、今年度が約176億円。
普通に考えると、
・高齢者の医療コストは増大する一方。費用はこれ以上かけられない。
・予防の概念を取り入れて、医療コストを下げるようにしたい。
ということで、介護予防事業はスタートしたにも関わらず、
利用者が2年連続で0.5%。
はたして何が問題なのか?
もう少し調べてみたいと思います。
それにしても、0.5%ってひどいですよね・・・
2010年11月02日カテゴリー:医療全般