ローザス医療ニュースブログ


長生きしたいですね。

というわけで、
最近考えていることをまとめてみます。

まずは、死因を考えてみます。
1位が悪性新生物、2位が心疾患、3位が脳血管疾患。
いわゆる慢性疾患(生活習慣病)と言われるものが中心です。
ちなみに、戦後まもなくの頃は、1位が全結核、2位が肺炎及び気管支炎、3位が胃腸炎で主として感染症が占めていました。
疾病構造が大きく変化しています。

一方で、そもそも、何歳まで生きているんだ?ということを調べてみます。
戦後は、女性は62歳くらいで男性は58歳くらいでした。
ところが、今は、女性は86歳、男性は79歳です。
もちろん、戦後の大変な時期なので、純粋に比較するのは難しいですが、20年も増えています。

なので、戦後、日本および世界は「感染症」を退治して、飛躍的に平均寿命を延ばしてきました。
そして、世界でも一番長生きする日本人は、「生活習慣病」という壁に当たった、ということかもしれません。

今の死因に関しては、いわゆる生活習慣病、というやつです。
では、なぜ、生活習慣病になるのか?
今、言われているのは、①食生活の欧米化や②運動不足③タバコの煙です。

少し話しはずれてしまうのですが、この3つの要因が過去からどれくらい変わってきたのかを調べてみました。

①食生活の欧米化に関しては、戦後からの変化でいうと、摂取カロリーは2000カロリー前後で大きく変わらないものの、脂質が約10倍になっています。ちなみに、炭水化物は微減、たんぱく質は微増です。なので、「肉」ですね。逆に「米」は半減です。

②運動不足に関しては、戦後から自動車社会になり、電車が発達し、歩く距離が減りました。激減です。

③タバコの煙に関しては、喫煙率はどんどん下がっています。1965年ごろは男性の喫煙率は80%以上。
今は、30%代ですので、だいぶ下がっています。女性は15%くらいでずっと一定です。
しかも、江戸時代や明治時代のころはもっと喫煙率が高かったみたいです。

こうなってくると、1960年~1980年くらいでの高齢者(60歳以上)の死因を知りたいですね。
この時期の死因の中にどの程度、生活習慣病が含まれていたのか?
これは、ぱっと調べたものの、分からなかったので、宿題とさせてもらいます。

元気に長生きするために、どうしたらいいか?を継続して考えてみたいと思います。

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2011年10月28日カテゴリー:医療全般