ローザス医療ニュースブログ


救急医療現場にもスマホ

こんにちは
看護プロの吉場です。

本日はスマートフォンの話題。
急激に広がっているスマートフォン。
ある調査によると、昨年比で、携帯会社各社からの出荷台数は2倍以上で、
2014年末には、半分以上の人がスマートフォンの契約者になるそう。
街中でも、持っている人が日に日に増えている感じがします。

そんなスマートフォンが、医療現場にも導入されています。
広島市が、スマートフォンを活用した、
救急搬送をスムーズに行うシステムを導入したとのこと。

これまで、救急医療の現場において、
救急患者が医療機関に収容されるまでに、
相当な時間がかかることが問題視されていました。
調べてみると、119番通報を受けてから患者を病院に搬送するまでの時間の
全国平均は、33.8分。
救急隊員が、病院に受入可否の確認をして、交渉・・・
それを繰り返し行うことが、時間がかかっている一つの要因です。

今回、スマートフォンを導入し、その時間のロスをなくすことで、
病院搬送までの時間短縮が大幅にできるのではないかとのこと。
病院側が受入の可否の最新情報を入力、
救急隊員側は「地域」と「診療科目」を選択するだけで
マッチングができるそうです。

1分でも早く、患者さんが治療を受けられるようになるといいですね。

以前より、円滑な救急搬送態勢の確立のため、
救急医療システムなどの導入が進められ、
ほとんどの都道府県で運用はなされていますが、
利用されないケースも多いとのこと。
今回、このシステムが導入され、きちんと運用をされることで、
少しでも時間が短縮されることを願います。

この取組みが成功事例となり、
全国に広がっていけばいいですね。
今後の動向に注目していきたいと思います。

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2011年10月31日カテゴリー:医療全般