ローザス医療ニュースブログ


介護&農村で村おこし!?

こんばんは!看護プロの小澤です。

最近、急に冷え込んできましたね。
医療関係の方も、
気合を入れて患者さんの面倒を見られる時期になってきたと思われます。
ぜひご自身の体調に気をつけながらお仕事頑張ってくださいね。

さて、今日は近頃よく見かける「村おこし」という単語。
これに「介護」組み合わせようという運動の紹介です。

ユニークな取組をしている村の名前は長野県木島平村
農村環境を生かした新たな介護施設の設立を構想しているそうです。

本日付の読売新聞によると、
三つの側面での効果を期待している模様です。

第一に医療的な側面
基本的には認知症治療の先進地とされる北欧型の緩和ケアのモデルを取り入れるようですが、
加えて村の農産物を食材に使い、園芸や動物を利用した療法を取り入れたり、
温泉入浴や紅葉狩りなどのサービス、
村民と利用者が交流できる場所の整備も検討するとのこと。

第二に雇用的な側面
地元高校と連携して介護を学べる学科を設置する構想もあり、
実現すれば人材を育成した上で卒業生を雇用することも。
施設は介護職員が研修できる場としても活用する考えのようです。

第三に財政的な側面
これまで期待されてきた大型の公共事業が難しくなる中で、
介護が稲作以外の重要な村の収入源になると。
首都圏で受け入れられない高齢者の方々を受け入れる余地がある、
という判断があるようです。

確かに、農業は繁忙期が夏ですが、
医療・介護は繁忙期は冬。
こう考えると両方を組み合わせるのは
効率がよさそうです。

このプロジェクトはすでに始動しており、
廃校になった同村穂高の旧北部小学校校舎を特別養護老人ホームに改修し、
2014年度開設を目指すとのこと。
村は13年度に約5億4400万円かけて旧校舎を改修し、
14年度から民間の運営でスタートさせる方針。

こういったユニークな取組を国も民間も積極的に支援していって、
将来のモデルになるような例が出てきたらいいなと思います!

看護プロ 小澤
0120-535-105

2011年11月28日カテゴリー:医療全般