大学が地元を救う!?
こんにちは!
看護プロの冨浪です。
寒い!
その一言に尽きる1日ですね。
今回の医療ニュースは
旭川医科大学が地域医療を救うのではないかというお話。
【旭川医科大学の卒業生の半数が道内就職している!!】
こんな現実があるんです!!!
旭川市周辺の上川中部は人口10万人あたりの医師数が2008年に304.7人と
全国平均の212.9人を大きく上回っています。
ちなみに北海道では、上川中部以外に全国平均を上回っている地域は
札幌を含め2つしかないんです。
逆に全国で一番低い数値を出しているのは、同じ道内の根室で88.8人。
これを見ると北海道という土地で上川中部が出している数字は奇跡的ですよね。
この奇跡を生んでいるのが、旭川医大なのです!!
では、なぜ旭川医大の学生は半数も道内就職しているのか?
1つ目は、学生全員に地元の病院で実践を学ばせる仕組み作り!
座学で地域医療の現状を知った上で、現場に足を運び、肌で現実を知る。
これにより、地元を救いたい!強くと思う医者を育成いるのではないでしょうか。
2つ目は、高校生へのPR
旭川医大は道内の高校生を対象にメディカル・キャンプ・セミナーという
イベントを企画している。
このイベントでは。「図表で考える北海道の小児医療」など
地域と真剣に向き合う医者志望の学生を育成することを目的にしている。
これらの取組は入試の結果を見てもらうと有効なものだと感じられます。
3つ目は、受験時に推薦入試で“地元枠”を設ける!
大学の現状として、地元から通う学生よりも県外から来る学生の方が多い
なんてことも多いんです。
ただ、旭川医大は地域枠の効果もあって、
11年入試には定員122人中55人が地元の学生と比率で全国一番に輝いているんです!!!
このような仕組みで、「地元を救いたい!と思う学生」を大学在学中に
「地元と真剣に向き合うことのできる医者」に育て上げ、経験を積み、
「地元で活躍する医者」を生み出す。
こんな流れができるのではないでしょうか?
この取組みが1つの成功事例となれば、
北海道はもちろん、医者不足に悩む地方の改善策として注目されるのではないでしょうか?
旭川医大の取組みに今後注目です!!!
2011年12月09日カテゴリー:未分類