2011年版 消防白書発表
こんばんは。
看護プロの笠木です。
今年もいよいよ終わりですね。
この師走の時期になると、国から色々な白書が発表されますが、
タイトルの「消防白書」もそのひとつ。
先日、この2011年版が発表されました。
今年は東日本大震災があったこともあり、
冒頭からの大部分は、この未曽有の大災害に対する報告、
及び、そこから浮き上がった課題について書かれています。
長期間にわたる消防隊の活動を支えるための後方支援体制を
構築する必要性や、道路が寸断された場合を想定した、
導線の確保などが訴えられています。
また、この「消防白書」について、
このところ毎年取り上げられるのが、救急車の出動件数。
今年は、546万7620件と前年から6%以上も増えているようです。
この中身をよく見てみると、550万件弱の救急車の出動のうち、
入院の必要がない「軽症」と判断されるのが、50%以上とのこと。
救急搬送もほとんどが赤字ということですから、
本当に必要な公共サービスを継続できるよう、利用者の良識が必要ですね。
2011年12月19日カテゴリー:医療全般