外国人看護師、今年の合格率は??
こんにちは。
看護プロの吉場です。
新年度がはじまりましたね。
面談などで外出していると、
入学式帰りらしい学生さんや、新卒のフレッシュマンをちらほら見かけ、
きりっとした気持ちになります。
4月から新しい職場で勤務をし始めた看護師の方も多いのではないでしょうか。
さて、本日の医療ニュース。
先日、海外から来日した外国人看護師の方の、
国家試験の結果が発表されました。
以前より、合格率が低いと問題になっていたこの件。
これまでの合格率は、
1回目の09年は合格者ゼロ、10年が3人で1%、11年が16人で4%。
そして今回は47人、11%と、やっと2ケタになったそうです。
今回、厚生労働省は「日本語の壁が高すぎる」との批判を受けて、
一部の難解な用語や漢字に振り仮名をつけ、病名などに英語を併記するといった対策をしたことが、
合格者増にもつながったとのこと。
ただそうは言っても低い。。。
すでに合格をあきらめて、帰国した人も100名以上いるそうです。
EPA制度を利用して来日する、
インドネシアやフィリピンからの看護師の方は
母国ですでに看護師としてバリバリ活躍していた方。
看護師不足で困っている日本の病院や、施設で力を発揮してくれるに違いありません。
来年からは、
・すべての漢字に仮名を振る
・EPA枠の受験者の試験時間を長くする
といったようなことも検討されているようですが、
よりこの制度が有用なものになるよう、対策が必要だと思います。
2012年04月04日カテゴリー:医療全般