医薬品のネット販売とキュービーハウス
こんばんは。看護プロの笠木です。
少し前のニュースですが、医薬品のネット販売をめぐる訴訟、
国が最高裁に上告しましたね。
結構話題になっている話なので、皆さんご存知かと思いますが、
医薬品のインターネット販売の規制をめぐるこの訴訟、
高裁で原告を支持する判決(販売を認める方向性)が出たものの、
すぐに厚労省が最高裁に上告したとのこと。
厚労省の人には厚労省の言い分があるのでしょうが、
ネット販売=危険という主張は、今日、若干無理があるような気がしますね。
マスコミの安全性をとるか、利便性をとるかという2項対立的な報道も
似たようなレベル感ですが、結局はやり方の問題で、
頭ごなしに否定するのではなく、同じ労力を使うなら、
ネットの利便性を活かしながら、安全性を確保するために知恵を絞るとか、
そっちの方に労力を使って欲しいものです。
昔、1,000円カットのキュービーハウスが、
髪を切った後に頭を洗わないのは不衛生。
実際、キュービーハウスで髪を切った客が、
近隣の飲食店で髪の毛をばらまいていて、当局としては看過しえない。
みたいなイチャモンをどっかの役所からつけられて、
結局、一部の自治体では営業ができなくなったなんて話がありましたが、
今回の医薬品のネット訴訟は、これに近い側面、
すなわち、誰かの既得権益を守るために、
国がある意味少し度が過ぎた主張をしているようにも見えなくはないです。
是非、「国民のために」という原点に立ち返って、
どんな規制が必要か、何をすべきなのかということを考えて欲しいものです。
ちなみに、医薬品もそうですが、選挙でも早くインターネットを解禁して欲しいですね。
僕は決してネット原理主義者ではありませんが。
この前の都知事選の時に痛感しましたが、
それぞれの候補者がどんなことを考えているのか、
ネットでPRできるように早く制度を変えて欲しいです。
街頭演説聞いてる人なんて、都市部にはいないと思うんですよね。ホントに。
今の制度じゃ、どの候補が何を考えているのか全く分かりません。
すみません、話が逸れました。金曜の晩に失礼しました。
ローザス 笠木
2012年05月18日カテゴリー:医療全般