脱法ハーブ問題
こんにちは。
看護プロの吉場です。
今日はなんだか肌寒いですね。
昨日はあんなにお天気だったのに。
毎朝、何を着ていくか、服装選びに困ってしまう季節ですね。
さて、本日の医療ニュース。
最近毎日のようにニュースで耳にする「脱法ハーブ」。
東京都内では、今年の1~5月に脱法ハーブを吸引したことによる体調不良で
救急搬送を要請した人はおよそ100人。
神奈川県でも、前年比10倍の件数となっているようです。
人体に悪い影響を与えるものだと分かっていながら、こんなに流通しているのは?
次から次へと新しい脱法ドラッグが出てくるのはなぜか、少し調べてみました。
脱法ハーブ、脱法ドラッグとは、違法薬物とほぼ同じ成分が含まれているものの、
薬事法で規制できていないドラッグのことをいいますが、
実は、いたちごっこのように新しい脱法ドラッグが出てくるのは、薬事法の問題なんです。
日本の薬事法では、薬物を法規制する場合には、
規制対象を個別に指定しています。
この個別に指定される、というのがポイントで、
既に規制されている薬物でも、
その化学的な構造に少し変更を加えると、別の薬物になり、
法規制の対象にならなくなってしまいます。
そこで「脱法ドラッグ」が次から次へと出てくる、というわけらしいです。
厚生労働省では、上記のような問題に対処する為、
成分構造が似ていれば一括して規制対象とする「包括指定」の条件を審議したが、
具体的な対象の範囲などは決まっていないそう。
一方で、大阪市の橋下徹市長は、大阪独自の規制を始めようとしている等、
都道府県別に対策を取ろうとしている所もあるようです。
薬事法の問題をすぐに変えていくことは難しそうですが、
販売している業者への規制や、
実際に使用する個人の意識の見直し等、
少しでもドラッグ問題が解決していくといいですね。
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2012年06月25日カテゴリー:雑談