相貌失認
こんにちは。看護プロの笠木です。
皆さん、突然ですが、相貌失認ってご存知ですか?
私は最近まで全く知らなかったのですが、
脳の障害によって、人の顔が識別できなくなる機能障害のことで、
この障害を持っている人は、さっきまで話していた人がちょっと席を外しただけで、
顔を見ても、どの人と話していたかが分からなくなるとのこと。
顔のパーツそれぞれは、それと認識できるそうですが、
何故か全体像はつかめなくなるそうです。
脳に損傷を受けることで、後天的に症状を発症することもあるものの、
先天的にこの障害を持っている人は、なんと人口の2%にも達するそうです。
全然信じられない数字ですが、声や服装、それにしぐさや髪形などで補完することで、
日常生活を送っていることが多く、
障害があることに本人も気付いていないケースもあるといいます。
この障害があまり知られていないということもあるでしょうが、
生まれてずっとそれが当たり前だと、
本人が気付かないということもあるかもしれないですね。
色盲と似たようなものかもしれません。
私は、この話を聞いて、自分には全く想像のつかない世界だと思っていたのですが、
実は簡単にこの感覚を体験することができるのです。
知っている人の顔の画像から髪型を消して、上下を逆にしてみてください。
あら不思議、ホントに誰だか分かりません。
ウィンドウズのアクセサリに入っているペイントを使えば簡単にできるので
時間が合ったら皆さんも是非試してみてください。
脳ってホント不思議ですね。顔っていったいなんなんでしょうか。
それでも私は綺麗な人が好きですが。
2012年08月08日カテゴリー:雑談