ローザス医療ニュースブログ


肺炎にご注意を!!

こんにちは!
看護プロの冨浪です。

日中は相変わらず暑いですが、
夜間は涼しくなってきましたね。
早く1日中過ごしやすい気温になってもらいたいものです。

本日の医療ブログは「死因の第3位に肺炎」を取り上げたいと思います。

厚生労働省が発表した2011年人口動態統計の結果はよると、、
2012年の死亡者は125万3066人と前年より5万6054人増加しました。
出生数に関しても105万806人と前年より2万468人に減少しました。
よって死亡数と出生数の差は-20万2260人と前年より7万6552人減少し、
5年連続で減少し続けていることになりました。

人口動態統計では日本人の死因ランキングも発表されました。

1位 悪性新生物(癌)
2位 心疾患
3位 肺炎
4位 脳血管疾患
5位 不慮の事故

ここ数年、
生活習慣病の3大死因として悪性新生物、心血管疾患、脳血管障害が
1~3位を独占という流れでした。
しかし、2011年は肺炎での死亡者が12万4749人となり、
日本人の全死亡者の約1割が肺炎だそうです。

肺炎といえば、昔の病のイメージがありますが、
データを見ても1950年前までは、脳卒中についで第2位の死因が肺炎でした。
当時は不治の病と恐れられていましたが、
昨今は薬も進歩し、死には至らない病として認知されていました。

さて、何故ここにきて肺炎での志望者が増えているのでしょうか。
1番の理由は日本人の高齢化にあると言われています。
データでも高齢になるにつれ、肺炎での死亡者が増えています。

肺炎は、病原体が肺に侵入することで発症しますが、
多くの方は肺に侵入する前に病原体を排除されることが多いです。
しかし、免疫が弱っている高齢者は病原体を排除できず、肺炎を発症してしまうのです。

最近、肺炎で亡くなった有名人と言えば大俳優の原田芳雄さん(71歳)が有名ですが、
タレントの飯島 愛さん(36歳)の死因も実は肺炎。

高齢者の死因として多い肺炎ですが、
体が弱って免疫が落ちている若者にも危険な病気です。

空咳が続いているなど、少しでも具合が悪い方は、ぜひ1度診察に行ってみてくださいね。

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2012年09月07日カテゴリー:医療全般