ブラックジャックによろしく
こんにちは。
看護プロの柴崎です。
この仕事をするようになってから、
医療関係の小説やら、マンガやらを読むようになりました。
最近のお気に入りは、「ブラックジャックによろしく」。
素朴な情熱を持つ研修医が
医局、医療制度等々とぶつかったり、葛藤しながら
成長(?)していくストーリー。
個人的に、このマンガが好きなのは
「ヒロイズム」が存在しないこと。
とかく、医療系の小説・マンガとなると
圧倒的な技量をもった主人公が、魔法のように患者を治療していくケースが多い。
ところが、「ブラックジャックによろしく」の主人公は
一般論でいえば、問題児・落ちこぼれ。
正義感に燃えているけど、なにが正しいかは分かっていない。
体当たりで問題にぶつかって、
周りの人の助けを借りながら、なんとか問題をクリアしていく。
(場合によっては、クリアできないこともあり。。)
たしかに、
医療業界は、なにが正しいのか分からないことは多いですよね。
それぞれの立場(患者とか、大学病院の医師とか)から見れば、
その人なりの「正しさ」がある。
個別に話を聞くと、
素人の私などは「なるほど、おっしゃる通りですよね!」納得してしまう。
ただ、「日本国全体の制度」は一つしか作れない。
内閣が変わり、選挙も近い。
政治の動きの中で、医療制度がどのように変化していくのか注意深く見守りたいものです。
2010年06月10日カテゴリー:雑談