「医療ツーリズム」拡大への取り組み
こんにちは。
看護プロの吉場です。
少し前のニュースですが・・・
今回は、「医療ツーリズム」についてです。
外国人患者を日本の病院に呼び込む「医療ツーリズム」拡大に向け、
病院や旅行会社が積極的な受け入れを始めています。
取り上げられていたのは、
JTBと徳洲会グループの提携について。
JTBと徳洲会グループは、徳洲会の基幹病院である湘南鎌倉総合病院に
「国際医療支援室」を共同で設置し
積極的に海外からの患者の受入れを始めたそうです。
治療を希望する外国人の受け入れの可否は徳洲会側が判断し、
診療項目は限定せず、心臓疾患やがんなどの症状に応じ、
全国66の徳洲会グループの医療機関から受け入れ先を決める。
JTBは通訳の手配、滞在ビザの申請に伴う身元保証、渡航手段などを請け負うそう。
医療ツーリズムにおいては、近隣のアジア諸国から遅れをとっている日本。
この分野で世界のトップになっているタイは、
年間で海外からの受入れ患者数は140万人を超え、
タイ全体の観光収入の1割相当を占めています。
シンガポールも60万人以上、
お隣の韓国も、美容整形や歯科医療などで、ぐんぐん患者数が増えているようです。
(韓国の「美容整形ツアー」といった広告を見たことがある方もいるのではないでしょうか。)
JTBは、2013年度は1千人の受入れを目指す、とのことですが
どこまで追いついていけるでしょうか。
今後の動向が気になる所です。
看護プロ 吉場
2012年11月12日カテゴリー:医療全般