ローザス医療ニュースブログ


マイナスからプラスへ

こんばんは。
看護プロの冨浪です。

最近は上着を着ていても、寒いと感じるようになってきましたね。
もうすぐ冬だなーと感じる日々です。

さてさて、
大阪で発達障害の方々が働くお店がオープンしました。

店名は「発酵薬膳料理 kawasemi」
大阪で障害者作業所や居宅介護事業所など約30カ所の施設を運営する
社会福祉法人そうそうの杜のお店です。

発達障害は自閉症やアスペルガー症候群が代表とされる広汎性発達障害や
集中力を持続することが困難な注意欠陥・多動性障害、学習障害があります。
これらの障害は、職場の人間関係がうまく築けず、離職してしまうことがあるものです。

そんな、発達障害を持った方々が計4名、働いているkawasemiは、
発行卵や野菜を使った健康メニューを中心にしている、
町家カフェのようなおしゃれな雰囲気のお店です。

発達障害者の方は、
調理や接客はもちろん、オリジナルメニューを考案することがいるそうです。

kawasemiは、障害者は学校を始め、職場や私生活まで、
健常者とは違う生活をする必要があるという、これまでの認識を覆す。
まさに、障害という今まで「マイナス」だと思われていたものを「プラス」に転換する
今後の展開に期待したい取組ですね。

また、少子高齢化の中で、
こういったお店が、地域のコミュニティとなり、
高齢者の孤独死や若者の孤独感を癒すものになるのではないでしょうか。

それは、今後「病院」など既存の医療ではカバーできない
1つの“医療”になってくるのではないかと私は思っています。

これからも、kawasemiに注目です!!

看護プロ
冨浪

2012年11月19日カテゴリー:医療全般, 医療全般, 雑談