一般薬のネット販売は是か非か?
こんにちは。看護プロの野澤です。
今回は、最近、話題になっている「一般薬のネット販売は是か非か?」という話題を取り上げてみたいと思います。
現在、この議論で中心になっているのが、ケンコーコム社という会社さんです。
こちらの会社さんは医薬品・健康食品のインターネット通販会社さんで、創業者の方はご実家が九州で有名な製薬会社なのですが、早期にネット通販に着目されて、着実に売り上げを伸ばして2004年には上場企業となっている会社さんです。
私もよくお水を大量注文したりして、お世話になってます!
さて、本題です。
この会社さんが一度話題になったのが2009年。
2009年の改正薬事法によって、第一類医薬品及び第二類医薬品(風邪薬や解熱薬などの簡易的ではあるが、日常生活に支障のある健康被害を含む薬)のインターネットでの通信販売等が禁止されてしまいました。
反対する理由としては、一般用の簡易的な薬とはいえ、用法を誤れば、健康被害があるのも事実であり、あくまで対面での販売が必要という主張。
それに対して、販売権を復活させるために裁判を起こしていたのですが、今年の1月にようやく販売権の復活を勝ち取り、早速、ケンコーコム社のHPでは風邪薬や痛み止めなどが商品ラインナップに入っていました。
しかし、厚労省は再度、法律改正案を出す考えと言及しており、今後もまだまだ目が離せない状況です。
私としては、ネットか対面かのどちらかを選ぶではなく、初めて買う時や不安なときは対面。その後、自分が分かっているものはネットで買っていくという流れにすればよいのではと思いましたが、この議論はどちらにいくかで各方面の収益に大きなインパクトがあるので政治的な側面も大いに関係しそうですね。
今後も注目のニュースです。
2013年02月05日カテゴリー:医療全般