ローザス医療ニュースブログ


終末期の透析中止も

こんにちは。
看護プロの吉場です。

今日は透析についてのニュースです。

人工透析が必要な患者が終末期を迎え、
透析を望まない場合は、治療見合わせも選択肢に入れるとの提言案を、
日本透析医学会がまとめたそうです。
6月には正式決定するとのこと。

透析は、血液を体外の装置に送って老廃物や水分を取り除く治療で、
もし中止してしまうと通常は1~2週間で死に至ります。

受けている患者さんは全国で約30万人。
治療を始める年齢は平均68歳で、約10%は認知症あり。
高年齢化が進んでいる現状もあり、
医療現場では、患者側から中止を要請されることもあったそう。

非常にセンシティブな問題で、
指針が簡単に決まるものではないと思います。

ただ、もし自分の親が、終末期で意識はないが透析は続けている状況だったら、
もし自分がこの状況になったら、
と身近な問題として私たちも考えた方がいいかと思います。

似たような問題で、
先日、胃ろうについては「中止も選択肢とする」ガイドラインを公表しています。

私なら、無理な延命はしたくないなと、
自分が意識がなくなる前に、自分の最後はどうするか決めておきたいなと
個人的には思いました。

看護プロ

2013年02月19日カテゴリー:医療全般