子育てと介護のダブルパンチ!?
こんにちは。
看護プロの野澤です。
本日も最初はipad事情からスタートします。
最近、ようやくipadだからこそできる雑誌の形の最初を示してくれたな!と思ったのが、
スターツ出版が提供している「oz magazine」です。
20代~30代の旅好き・カフェ好き・写真好きな女性に支持されている雑誌かと思うのですが、
7月号の特集は「かわいい電車の旅。」
アプリを起動させるとムーミン達のイラストが描かれている電車が動画として走り出していきます。
他のページでもクリックすると電車からの風景が映像化されているところがあり、実際に旅行に行ってる雰囲気を味わえてなかなかいいものです。
まだまだ、他社のipadにある雑誌はただ雑誌をデータ化しているだけでむしろ読みづらい…というものばかりなのですが、初めてipadだからこそできる電子雑誌のあり方を提示してくれたアプリだ!と感動しておりました。
今後もipadだからこそできるアプリの出現に期待が膨らみます。
さて、相変わらず前置きが長くなってしまいましたが、
本日の医療ニュースは「家族の介護・看護で離・転職、年に10万人超」という記事です。
昨今は、子育てによる離職・転職が問題視されており、子育ての体制整備が議論されているのは周知の事実かと思いますが、未来に目を向けると実はもっと大きなインパクトを与えるのが、介護による離職・転職での労働人口減少の方であるといわれています。
それもこの数字を見れば明らか。
最近の出生数は100万人少々と減少の一途をたどっていますが、
戦後である1950年前後の第一次ベビーブームでは現在の約2.5倍の270万人!!
2010-1950=60歳。つまり、第一次ベビーブームの方々がちょうど介護が必要になる可能性のあるお年を迎え始めているのです。
現在、100万人の子供たちに対しても体制を整備しきれていない感満載ですが、ましてや200万人前後は到達するであろう高齢者の方々。2020年には14歳以下の人口が1300万人程度、それに対し65歳以上人口は3500万人程度になるという試算もあります。
上記は定量的な問題ですが、定性的に問題視されているのは
「40代~50代の男性」にも影響が出てくることです。
子育ての際には、一番理解を示してくれなかった層と言われる彼らにも自分達の親が60代~80代を迎え介護が必要になった時に離職・転職の危機にさらされていく可能性があるのです。
突然、会社の部長・課長クラスの労働力が失われていく。そんなリスクも想像しながら国のリーダー、会社の経営者は新たな体制を創っていかなければいけない。
今も日本は大変、大変とうなっていますが、未来にも目を向けながら今の問題を解決する必要ありだと改めて思いました。
2010年07月27日カテゴリー:医療全般