救急車に医師同乗で生存率UPを目指す!
こんにちは。看護プロの冨浪です。
爆弾低気圧が近づいていますね。
週末は天気が荒れそうとのことなので、
本日が事実上、最後の花見チャンスになりそうですね。
神奈川県厚木市消防本部が4月から
病院に救急隊員と救急車を派遣する取組をスタートさせたそうです。
その名も
「派遣型救急ワークステーション」
狙いは、
心肺停止状態による救急車出動時の生存率を上げるというもの。
具体的には、
同消防本部は職員248人。
うち消防隊員や救助隊員らを除いた救急隊員14チーム56人が派遣の対象になる。
現在、その中で救急救命士の資格を持つのは33人。
平日1チーム3人が派遣されるが、派遣先と曜日は、月曜が湘南厚木病院、火曜と金曜が東名厚木病院、水曜と木曜が市立病院となる。
ということをするそうです。
昨年、厚木市では10,201件の救急車出動があり、
その内の200件は心肺停止状態による出動だったそうです。
これは、一昨年よりも17件少なくなったそうですが、
生存率は9.8%から7.7%に低下したそうです。
ちなみに、一昨年の全国平均は11.4%なので、
かなり低いことが分かります。
ここ数年、救急車の受け入れ拒否によって、
病院到着が遅れ患者さんが死亡するというニュースをよく聞きましたが、
これにより生存率は改善されるのでしょうか?
もし、一定の成果が出れば、
全国的に同じ動きが広がるかもしれませんね。
神奈川県厚木市の救急事情に注目です。
看護プロ冨浪
2013年04月05日カテゴリー:医療全般