ローザス医療ニュースブログ

看護師求人の看護プロ > ローザス医療ニュースブログ > 介護 > 「介護で離職」男性13%が経験 女性は27%

「介護で離職」男性13%が経験 女性は27%

こんばんは。ローザスの小澤です。

最近は暖かくを越して暑くなってきましたね。

オフィスの中はPCなどの電子機器からの熱もあり、
もはや夏に近い熱気。

すでに扇風機が動員されるなど、
戦闘態勢が敷かれ始めました。

みなさまはいかがでしょう?

さて本日ご紹介するのは、5月12日付の産経ビスに掲載された、
「介護で離職」男性13%が経験 女性は27% 親と同居の中高年調査
という記事です。

公益財団法人家計経済研究所の調査によると、
介護が必要な親と同居する中高年のうち、
離職の経験がある人は男性で13.4%、女性では27.6%にのぼることが
分かったそうです。

こちらの調査は40~64歳の男女470人を対象に平成23年9~11月、
インターネット調査会社を通じて実施。

親の平均年齢は82.7歳。

介護の影響で「自由な時間が減った」と答えた人が離職経験者は86.5%、
「(子供など)他の家族に手が回らなくなった」とした人は59.4%に上ったそうです。

在宅介護に掛かる自己負担額も尋ねたところ、
1割負担の介護サービス利用料におむつ代などを加えた平均額は月約6万9千円。

同研究所のコメントでは、
「総費用の6~7割を介護保険でカバーしているものの、
介護が家計を圧迫している。働きながら介護する人への支援が必要」
とのこと。

私が一番驚いたのは、介護にかかる平均金額で、
月額6万9千円

家計経済研究所の特設HPには詳細内訳があったので並べると
・介護サービス(いわゆる介護保険でカバーできるサービス)の利用費 3万7千円
・介護用品など 1万3千円
・医療費 7千円
・税・社会保障費 7千円
・その他 4千円
となります。

一部の人が高額負担しているとのことでしたので、
中央値で見ると、介護サービスへの支出合計1万1千円とのことでした。
ですので、多くの人が3万7千円を負担しているわけではありません。

1万1千円だとしても、サービス外の金額を加えると4万2千円。
通常の食事などの金額に加えるとみると、なかなかの金額です。

さらに、在宅介護を行うようになった結果、
収入が減ったという世帯が半分
自由時間が減少し、
長時間勤務することが難しくなることによるようです。

そうなると支出の増加と収入の減少、
ダブルパンチで家計を圧迫
するようです。

何とか、どちらかを食い止めるような方法が必要ですね。

ローザス

2013年05月14日カテゴリー:介護