人工乳房、保険適用へ
こんにちは。看護プロの冨浪です。
最近、梅雨と夏が同時に来たみたいに、
ジメジメとした蒸し暑い日が続きますね。
最近はこの医療ブログでも、
米国トップ女優のアンジェリーナ・ジョリーさんで話題になった
乳房切除というニュースが何度か出ていますが、
今回も関連するニュースをお伝えします。
『人工乳房、保険適用で患者負担大幅減へ』
厚生労働省の中央社会保険医療協議会で、
乳がんの全摘手術後の、乳房再建に使う人工乳房の保険適用が承認されました。
これにより、今までは自費診療で人工乳房をつける場合、
100万円以上の費用がかかっていた患者の負担が大幅に減少します。
今回の協議会では、米アラガン社の人工乳房の保険適用が認められましたが、
人工乳房を入れるために皮膚を伸ばす組織拡張器は昨年、薬事承認を受けている。
その他にも手術代も保険適用になる。
日本では年に約6万人が乳がんになり、
その内の約2万人が全摘手術による乳房再建の対象になるため、
多くの方に影響のあるニュースになりそうですね。
私の知り合いにも、乳がんの全摘手術を行った方がいます。
今まで、あったものがなくなったということで精神的に病んでしまうということも
あったと聞いたことがあります。
そういった方にとって、希望の光に見える。
そんなニュースだと思います。
ぜひ、関係のある方に話してみてください。
看護プロ 冨浪
2013年06月18日カテゴリー:医療全般