ローザス医療ニュースブログ


今後の社会保障のゆくえ

おはようございます!ローザスの小澤です。

過日、参議院選挙が終了しましたね。
ねじれが解消し、この先3年間は選挙がないと言われる状況となりました。
政局に振り回されず、政策を実行できる土台が出来たと言われています。

そんな中、医療や介護はどのような政策となっていくのか、
気になったので、少し調べてみました。

キーとなるのは、昨年制定された、
社会保障制度改革推進法」という法律のようです。

その中での基本的な考え方は、下記のようになっています。

第2条 社会保障制度改革は、次に掲げる事項を基本として行われるものとする。

一 自助、共助及び公助が最も適切に組み合わされるよう留意しつつ、
  国民が自立した生活を営むことができるよう、
  家族相互及び国民相互の助け合いの仕組みを通じてその実現を支援していくこと。
⇒現状は自助(=自己負担)と共助(=社会保障)、公助(=公費負担)のバランスが悪いので是正する。

二 社会保障の機能の充実と給付の重点化及び制度の運営の効率化とを同時に行い、
税金や社会保険料を納付する者の立場に立って、負担の増大を抑制しつつ、
持続可能な制度を実現すること。
⇒財源の確保とコストカットの両方を行う。

三 年金、医療及び介護においては、社会保険制度を基本とし、
国及び地方公共団体の負担は、社会保険料に係る国民の負担の適正化に充てることを基本とすること。
⇒社会保障で補えない部分の行政負担を是正する。

四 国民が広く受益する社会保障に係る費用をあらゆる世代が広く公平に分かち合う観点等から、
社会保障給付に要する費用に係る国及び地方公共団体の負担の主要な財源には、
消費税及び地方消費税の収入を充てるものとすること。
⇒財源の確保は消費税で行う。

つまり、下記4つが基本方針となっています。
①自助と共助、公助のバランスの是正
②新たな財源の確保とコストカット
③公助の中の行政負担の是正
④財源確保の方法は消費税

次回以降、私の担当で、この議論の背景や中身について、
それぞれ調べていきたいと思いますので、お楽しみに!

ローザス

2013年07月27日カテゴリー:医療全般