ローザス医療ニュースブログ

看護師求人の看護プロ > ローザス医療ニュースブログ > 医療全般 > 産婦人科開業で2億円の助成!?

産婦人科開業で2億円の助成!?

こんにちは。看護プロの冨浪です。

最近は、透析クリニックへの転職をお手伝いすることが多く

自分でも、少しずつ知識がついてきたのが分かって、個人的にはかなり楽しいです。

 

今回は、我が故郷のお隣、四国は香川のニュースです。

「産婦人科開業に2億円助成…香川・三木町が条例案」

香川県三木町は、開会中の町議会に『町内で産婦人科の医療機関を開く医師に対し、最高2億円を助成するという条例案を提出した。

助成対象は、
・産婦人科の臨床経験が5年以上
・10年以上、町内で医療機関を営む意思がある
です。

対象者には、土地購入や施設建設、備品購入などの費用、2億円を上限に2分の1まで助成するそうです。

どうして、2億円?と思ったのですが、
これは、12床程度の施設を建設する平均コストから設定したそうです。

助産師の採用も大変そうな気はしますが。。

それでは、このような取り組みを行おうと思ったきっかりは何だったのでしょうか?

香川県三木町は高松市とさぬき市の間にある町です。
同町では年間200人前後が出生しているが、
周辺では、高松市との県境にある香川大学医学部附属病院にしか産婦人科がなく、
かなり不便ということ。

町が昨年、検診を受けた乳幼児の母親76人にアンケートを行ったところ、65人(86%)が「近くにあれば安心」「総合病院は待ち時間が長い」などとして必要性を訴えたことが始まりだった。

このような条例は、全国で5例あり、
静岡県富士市の1億円を最高に、京都府の亀岡、城陽両市が各6000万円を用意したことがある。

この案が可決されれば、6例目となると同時に最高額となる。

うどん県で勢いづいている香川県と言えど、
2億円とは驚くべき額ですね。
お金の出所がどこなのか調べてみましたが、詳しくは分かりませんでした。

平等な医療を志してきた日本ですが、
日本経済の現状で、今回のような案が可決されるのでしょうか?
可決した場合は、他エリアでも可決に向けた動きが出てくるかもしれません。

いつまで、平等な医療を続けられるのでしょうか?
少し、不安になる昨今です。
それでは!

看護プロ

2013年09月26日カテゴリー:医療全般