ローザス医療ニュースブログ


月金の入退院ルール厳格化!?

【中医協】月金の入退院ルール厳格化も- 入院分科会で厚労省

という記事をキャリアブレインで見つけました。

金曜日に入院させたり、月曜日に退院させたりする患者の割合が高い場合、

土日の入院基本料を減算するペナルティーをより厳しくする検討をしている、という話しですね。

 

そもそも、土日の病床稼働率を底上げするために、本来は医療的な必要性が低い方の入院を

促してしまっている病院が、ペナルティー対象になるわけです。

ただ、毎月20病院程度が対象になるのでは、ということみたいです。

ちなみに、このルールを適用する前と後では、金曜日の入院率は、

ルール適用前の昨年6月が13.8%で、ルール適用後の今年6月は13.2%。

月曜退院の割合も昨年6月が12.6%、今年6月が12.3%と大きな変化はなかったようです。

 

これ、直観的に、悪質なところはあるんだろうけど、そんなコントロールをかけているところは

あんまりないんじゃないかなぁ、という気がしています。

そして、実際の数字もそれを物語っています。

もっというと、そもそもの、13.8%や12.6%という数字は1週間のバランスでいうと、

そんなに変な数字ではないと思います。

なんで、このルールをやることになったんでしょうか・・・

きっと、悪質なところがあり、そこを取り締まるものだったんでしょうね。

一般的には、適正にやられていた、というように数字は物語っています。

 

いろいろなルールが出てきますが、どんな課題を解決するために、そのルールが導入されたのか?

シンプルにしたいものですね。

2013年10月02日カテゴリー:医療全般