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介護の離職率、経営が良くても低くない!

今日は、看護ではなく、介護のお話しです。
介護労働安定センターが8月16日に発表した昨年度の
「介護事業経営状況と雇用管理等の状況に関する調査」によると
介護事業所の経営状況が良くても介護従事者の離職率が
必ずしも低くはないことが分かった。

これは、何を意味しているのでしょうか?

・利益が出ていて、離職率が低い。
・利益が出ていて、離職率が高い。
・利益が出ていなくて、離職率が低い。
・利益が出ていなくて、離職率が高い。

普通に考えると、この順で経営効率もいいし、
辞める人も少ないので、「いい経営」をしているように思えます。

ただ、これが、利益と離職率が比例しない、というのが今回の話です。

つまり、こういう状況がおうおうにしてあるんだと思います。

・利益が出ているのは、従業員の人件費を抑えたり、従業員に無理をさせて、
 過重労働を強いているため。なので離職率は高い。ただし、立地的には、
 採用はそんなに難しくはない。

・利益が出ていないのは、従業員に手厚くしているため。採用した従業員に
 対して、給料はしっかり払い、かつ必要な分だけ採用をしている。なので、
 休みもしっかりとれる。なので、辞めない。でも人件費は高い。よって利益出ない。

などなど。

これ、他のビジネスでも、よくある話ですね。
いわゆる、経営者の方針の問題。

ただ、介護事業は人件費率が高いため、
人件費が利益に直結しているんだと思います。
なので、より目立つのだと思います。

結局、残るのは、今は、利益は出ていないけど、
従業員にいい意味で報いているところなんでしょう。

ぬるま湯状態で働いていたら、先はないですが。
これも、他のビジネスと一緒ですね。

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2010年08月18日カテゴリー:医療全般