髪の毛から体内時計がわかる!?
こんにちは、看護プロです。
今日のニュースはこちら。
髪の毛やひげの根元の細胞を使い、体内時計のリズムを簡単で精度高く測定することに
佐賀大、山口大などの共同研究グループが成功したとのこと。
体内時計の乱れは高血圧や糖尿病、うつ病など
さまざまな疾患につながることが知られており、
簡単で正確に体内時計がはかれるようになったことにより
病気の予防や診断、治療への応用が大いに期待されているそうです。
また、もうひとつ興味深かった結果↓
自動車部品工場で早番と遅番を1週間に繰り返す
20~30代の男性6人について体内時計を調べると、
生活リズムは約7時間ずつ前後にずれるのに対し、
体内時計は2時間ほどしか変化せず、
慢性的な時差ぼけになっていることが分かったそう。
このことが、交代勤務者に多い高血圧などの健康障害の原因としても考えれるのではと。
今回の研究の成果は、病気の予防や治療へ役に立つだけではなく、
おそらく労働環境の改善にもつながっていくでしょうね。
2交代や3交代で働く看護師さんたちの勤務体系も
これを活用してより負担のかからないようなシフトになったりするといいなと
思った次第です。
2010年08月24日カテゴリー:医療全般