看護師の求人倍率が初の3倍超
こんにちは。
看護プロの柴崎です。
寒い日が続き、当社でも風邪をひきかけの者がチラホラいます。
来週は急に暖かくなったりもするようなので
体調管理には気を付けましょう。
さて、今日のニュースですが
「看護師の求人倍率が初の3倍超え!」というものです。
要は、「看護師不足が一段と悪化している・・・」ということです。
私は、看護師の転職をサポートして5年ほどになりますが
たしかに、看護師不足が緩和されてきたイメージはありませんね。。
7対1が導入された際に
急性期の大型病院(大学病院等)が、どっと採用に走った時のような過熱感はないのですが
それだけに、根が深い問題のように思えます。
看護師不足の理由を考える際には、
大まかに、次のような視点があると思われます。
1.有資格者は十分にいるのに、働き続ける人が少ない
2.在宅(訪問看護・施設)に看護師の働くフィールドが増えているのだから、不足するのは当たり前
1から見るとと、その対応策として
・託児所設置、時短常勤等により、結婚しても働ける環境を整備する
・長時間労働によるバーンアウト(燃え尽き症候群)に、歯止めをかける
・定年延長によるベテラン看護師の活用
といった、方向性が示されることになります。
看護協会が積極的に取り組んでいるテーマに近いですね。
2から見ると、「根本的には仕方ない」という話になりがちですが
・看護学校を増やすことで、看護師数の増加を増やす
・介護士のできる仕事を増やし、看護師の工数・負担を減らす →これについては、「介護士・看護師」関係と同様の構図が、「看護師・医師」でも成り立つと思われます。
といった、結論にたどりつきます。
もちろん現実の世界では、1・2両方が混じっている状況なので
すべてに取り組まなければいけないわけですが、
どれも、すぐに解決できる問題ではなさそうですね。。
ただ、私のような仕事をして
数多くの病院・施設を見ていると
やはり「働きやすい病院、働きにくい病院」というのは、歴然と存在します。
「働きやすい病院」に共通するのは
なによりも、経営者や看護部長さんが「ウチにとっては、人が大切だ」という
強い信念を持っている点でしょうか。
それがある病院は、例え大変な時期があっても
少しずつ改善されて、良い病院へと進化を遂げている気がします。
2014年02月06日カテゴリー:看護師