ローザス医療ニュースブログ


23区はさみしい街?!

東京社会福福祉士会の「高齢者のための夜間安心電話」に寄せられた相談内容を分析した結果、
寂しさや孤独の解消などの理由で電話をかけてくる高齢者は、特に23区内に多いことが明らかになった。

同会では、去年6月から今年2月までに「高齢者のための夜間安心電話」に寄せられた1万6589件のうち
相談員が受理した2983件について、電話をかけてきた人の年齢層や住んでいる地域、相談内容を分析した。

利用者を年代別に分類したところ、70歳代が1069人で最も多く、続いて60歳代(429人)、80歳代(281人)、
40歳代(246人)などの順だった。
相談の内容では「自己開示・対話の欲求」や「孤独・寂しさの解消」など「メンタリティ(精神的な話題)」が
全体の56.3%と過半数を占め、これに「人間関係」(11.1%)、家賃や住環境など「生活全般」(10.7%)、
「医療・保健」(6.7%)、「介護保険」(2.1%)などが続いた。

同会ではさらに、特に多かった「メンタリティ」に関する相談のうち、相談者本人が電話をかけてきた1999件
(23区1826件、都下市町村138人、東京以外の首都圏35人)の内容について、相談者の居住地と合わせて分析した。

その結果、23区内から寄せられた相談の54.8%に「自己開示・対話の要求」の内容が含まれていた。
一方、都下市町村からの相談では、「自己開示・対話の要求」が含まれていたのは35.5%、
東京以外の首都圏の住人からの相談では34.4%にすぎなかった。
また、23区内の住人からの相談の50.2%に「孤独・寂しさの解消」が含まれていたのに対し、
都下市町村からの相談では37.7%、東京以外の首都圏からの相談では37.1%に留まった。

もちろん、地域によって「夜間安心電話」の認知率が異なるでしょうし、回答数も差があると思いますが、
残念ながら結果は、想像できる範疇なのかな?と思います。

「東京砂漠」という言葉もありましたが、いろいろな地域からの移住者の集まりである東京は、
「地縁」がなかなか進まない地域であることは間違いなさそうです。

東京都がこの事実をどうとらえて、どうするか?というのは大きな興味を持つところですね。

ちなみに、私は、1週間前に東京港区から神奈川県茅ケ崎市に移住しました。
いろいろと変わったことはありますが、一番変わった、と思うのは「挨拶」です。

港区のマンションでは、すれ違って挨拶をしても挨拶を返さない人が多かったのが、
茅ヶ崎のマンションでは挨拶がないことはありません。

なぜ、港区のマンションでは挨拶がなくて、茅ヶ崎のマンションでは挨拶があるのでしょうか?
このあたりも気になる今日この頃です。

それでは!

看護師求人神奈川なら看護プロ!

2010年09月02日カテゴリー:雑談