「准保育士」導入すべき? 「保育士」の規制緩和は必要?
こんにちは。看護プロの小林です。
本日のローザス医療ニュースブログのテーマはコチラ↓↓
政府は保育士不足を補うため「准保育士」制度を作る検討に入った。子育て経験のある女性が保育所で働く環境を整え、保育所に入れない待機児童を減らす。
政府の産業競争力会議雇用・人材分科会で3月14日、准保育士という新しい資格を設けることが民間議員から提案された。准保育士は、国家資格の保育士と異なり、子育ての経験があれば取得しやすくなる民間資格となる。主婦層の働く機会を増やすとともに、保育所の質の向上させることがねらいだ。
しかし、育児中の保護者らが作る「保育園を考える親の会」は4月8日、准保育士の制度に反対する意見書を厚生労働相らに提出。准保育士の制度を作るよりも、賃金水準の低い保育士の待遇改善を求めたという。
厚生労働省は「准」という字が好きですね。。。
っというのは、置いといてですが、「昨今、無資格者による一時保育による事件」が発生していることもあり、関係団体からの反対は非常に大きいと思います。この法案可決には時勢の影響もあり、非常にハードルが高いと思われます。
一方で「雇用バランス」から考えると、
・都心部を中心に景況感による人材不足・・・
例:「すき家」などの印象チェーンに於いては人員不足による店舗縮小
・保育士の低賃金・・・
・高齢者の就業場所不足・・・
「つまり、おばあちゃん准保育士だらけの保育施設?」と思ったのが率直な感想です。
保育士より低賃金な准保育士制度を作った場合、他業種との賃金格差が発生するため、「資格を取ってまでなりたい!!」という方はかなり少なくなるのでは?かといって、高齢者が准保育士試験に受かるの?いや、そもそも体力的には?
などなど、方向性は共感できるものの、
「准保育士」制度が発足した場合に、なりたい人というのはどんな人なんでしょうか?
なんだか看護師における、准看護師をめぐる状況に近い気はしますね。
最近では、必要な間だけ上手く使って、「もう正看護師中心で行くので、准看護師の求人は出しません」となるケースも多いようです。
個人的には、使い捨てみたいでいい気はしませんね。。
看護プロ 小林