緩和ケア推進検討会の閉幕!
こんにちは!看護プロの佐々木です。
先日、厚生労働省の緩和ケア推進検討会が丸2年の議論を経て、幕を閉じたそうです。
そもそも緩和ケアとはがん患者さんの身体的・精神的な苦痛を
和らげるためのケアなのですが、日本人の3人に1人の死因はがんということで、
とても大事なことだと思います。
がん患者さんは、がん自体の症状の痛みや倦怠感といった身体的な症状はもちろん、
落ち込みや悲しみなどの精神的な苦痛を経験するそうです。
ですので、そこを緩和させる為に緩和ケアがあります。
今回の緩和ケア推進検討会では
・一元管理する緩和ケアセンターの枠組み導入
・診療報酬で「がん患者指導管理料」を儲け、心理的不安を軽減する為の
看護師の取り組みを評価が可能に。
ということがあります。
他にもさまざまな視点で議論が行われたそうですが
まだまだ課題はあるそうです。
その中でも緩和ケアセンターを設置が2013年は都道府県の拠点病院だったのに対し、
2014年は地域の拠点病院にも拡充されていくそうです。
緩和ケアセンターは拠点病院の「緩和ケアチーム」「緩和ケア外来」「緩和ケア病棟」
を束ねることで、チーム医療を提供し、がん看護専門の看護師が支援をし、
必要に応じてがん患者のカウンセリングが提供されるようになります。
そういえば、この間も某病院から、緩和ケア外来の求人をいただきました。
緩和ケアは以前、「がんの終末期に受けるもの」という考え方をされる方が
多かったそうですが、冒頭のお話にもあるように身近になった「がん」に
なってしまったときから一緒に受けるケアになります。
今後、さらに身近になっていくことも考え、漏れのないがん患者へのケアが行われていくことに期待します。
株式会社ローザス
2014年04月24日カテゴリー:医療全般