抗がん剤治療、胎児影響なし…14週以降の乳がん患者
こんにちは。
看護プロの東です。
最近暑いですね。
でも天気がいいって気持ちいいですよね。
今回はこんなニュースをご紹介させていただきたいと思います。
14周以降の妊婦さんの乳がん患者さん、
抗がん剤治療をしても胎児に影響ないということ!
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=101767
本当に?と驚きました。
聖路加国際病院で1999年11月から2013年11月までに、
妊娠中に乳がんと診断された59人の方を対象に、
治療法ごとに患者や胎児の経過を追跡調査しました。
そのうち34人で、妊娠4か月(妊娠14週)以降に抗がん剤治療を実施しました。
その結果・・・
妊娠中には切迫早産などが計7件、
また分娩時に胎児の心拍低下など計4件で緊急帝王切開になるなどの合併症がありました。
しかし、その割合は通常の妊娠と変わらなかったそう!!
胎児に重い合併症や発育の遅れは見られませんでした。
これってすごいですよね。
また1つ可能性が広がりました。
こうやって1つ1つ可能性が広がってほしいですよね。
今後、長期間、子供の発育状況を追跡調査していくとのこと。
日本乳癌学会は
「胎児の器官形成期の妊娠4か月までは胎児死亡や先天異常の危険性が高まるため、抗がん剤治療はすべきでない」
としていますが、5か月以降は
「長期の安全性は確立していないものの、検討してもよい」
としているそう。
しかし、国内では、中絶を選んだり、出産まで治療を延期して病気が進行したりするケースが多いとのこと。
山内英子・同病院ブレストセンター長は
「選択肢としてあり得るので、十分説明を受け、家族で話し合ってほしい。病院側も産科や小児科との協力体制が不可欠。不安を感じる患者や家族への長期的な支援も必要だ」
と話しているそう。
治療を受けられる方が多くなるといいです。