ALS啓発キャンペーン!
こんにちは!看護プロの佐々木です。
今日はだいぶ暑さも落ち着いて涼しいですね!
湿気があるので、すごしやすいとは言えませんが、
ちょっと前の暑さに比べたら、とても快適です♪♪
本日は、最近良く目にするこの話題です。
私自身2ヶ月ほど前からやたらと目にするようになったこのキャンペーン。
ルールは指名を受けた人は、
24時間以内にALS支援のために100ドルを寄付するか、
氷水を被るのかどちらかを選ばないといけない。
また、ミッションをクリアしたあとに、さらに3人を指名するというものです。
先日も、ALSを題材にしたドラマの『僕のいた時間』が
印象的ではありましたが、そもそもALSとは筋萎縮性側索硬化症といって
筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患だそうです。
現在はまだ、明確な治療法は確立されておらず、
指定難病とされています。
10万人当たり1~2人程度が発症し、半数ほどが発症後3年から5年で
呼吸器麻痺により亡くなるといわれる恐ろしい病気ですが、
今回のキャンペーンでは、わずか20日間ほどで、アメリカのALS協会に10億円の
寄付金が集まったそうです。
この額は、同団体への去年の年間寄付額の8倍に相当するそうです。
なんで氷水をかぶる必要が?と思ってしまうところもありますが、
結果的に、話題性のおかげで急激な広がりを見せ、10億円もの金額が
集まったのかと思います。
実際、アメリカのALS協会では「ほとんどの人はALSについて認識が乏しく、資金集めはとても困難だった」
「こんな奇抜な方法で支援の輪が広がるとは、感激だ」との意見も多く、喜ばれているようです。
日本では芸能人がかぶった、かぶらないなどでニュースになってしまいますが、
本当に大事なことは、今後、寄付されたお金がどのように活かされていくのかということだと思います。
1週間ほど前にお会いした看護師(オペ室)さんも、同じような感想を持たれていました!
今後、この寄付金は治療法の開発に利用されるのかと思いますが、
無駄にならないよう、有効活用していただけることを願います。
また、パフォーマンスへの奇抜さを競う人たちも増え、
事故を招いた事例もあるようなので、その点には注意してチャレンジしてほしいものです。
では、また次回の記事で会いましょう。
看護プロ
2014年08月26日カテゴリー:医療全般