超高齢化社会に向けて。。。
こんにちは、看護プロの宮城です。
9月ももう半ばを過ぎ、時が経つのは早いなあと実感する今日この頃です。
さて、先日9月15日は敬老の日だったわけですが
その日を期に、厚生労働省が100歳以上の高齢者数を集計したニュースを見て
驚いたのは私だけではないと思います。
高齢者の数は、1971年より連続して44年間増加し続けており
なんとその数、5万8820人。
この仕事をはじめて、介護関連施設の看護師求人の多さには本当に驚かされます。
100歳以上の人と聞くと、それだけで驚きますが
この国にはそれだけの長寿の人が6万人近くいるわけです。
テレビなどで見る100歳以上の方は、毎日ジョギングをしていたりなど
元気な方が多いですが、そういった方はほんの一部でしょう。
ほとんどの方が、寝たきりまではいかないまでも
看護や介護が必要なのが現状だと思います。
そんな中でも、病院や老人ホームに入れている人は運がよい、と
療養病院での入院待機者数や、特別養護老人ホームでの入居待機者数を聞くと
そう思ってしまいます。
増え続ける高齢者と、少子化の事を考えると
この先日本はどうなってしまうのだろう、と思ってしまうのですが
そんな時に、こんな記事を見つけました。
残念ながら、この記事途中までしか読めなかったのですが
ヤングケアラーとは、簡単に言うと「通常は大人が負うと想定されているようなケア責任を
引き受ける子どもたちの事」だそうで
日本ではまだ馴染みはないですが、イギリスでは1980年代から、こういった子供たちの
存在が知られるようになり、1990年代初頭から、こういった子供たちの研究と調査
そして支援が行われてきた様です。
(参考:ヤングケアラー支援のページ)
こういった若年層が今後はもっと増えてくるのだろうか、と思うのですが
一方で先述した記事にもあるように
「年齢に不釣り合いな重い責任は精神的な負担となる。
勉強や遊び、クラブ活動など、その世代で経験できるはずのことができない
ストレスも大きい」
というのは事実だと思います。
だからこそ、これからそういった層が増えてきた時に
支援や周囲の理解が必要になってくるのだと思うのですが
どういった形がこれからは必要になってくるのか。
私の浅はかな知識ではわからないのは本音ですが
ちょっと面白い記事をみつけたのでそちらもご紹介します。
ざっくり言うと、千葉県にある多機能福祉施設に
近隣の高校野球部に所属する男子学生2人が、下宿する
という記事です。
この2人は、部活に捧げる時間を捻出するために近くのこの施設に下宿する事になったわけで
目的は「部活に集中すること」なのだと思いますが
こういった形で、若い世代の人と高齢者の方が
より近い空間で生活し、お互いを認識し合う事が
まずは第一歩にもなるのかな~と思います。
そんな訳で、本日はこの辺で・・・
また次回の記事でお会いしましょう!
2014年09月17日カテゴリー:介護