DMAT~災害派遣医療チーム~
こんにちは。
看護プロの東です。
今回は、DMATについて書きたい思います。
DMATとは、大規模な災害が起きた際、駆けつけ、治療をする医師・看護師・業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)の災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Team の頭文字をとって略してDMATと呼ばれています。
大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チームです。
大勢の怪我をした人がいる現場にかけつけたり、
怪我をした人を運べない状況の際に出動します。
さらに、自然災害や、病院外の場所は、危険も伴います。
彼らには、チームワークと判断力、決断力が必要とされます。
★DMATってどうしてできたの?
阪神・淡路大震災のとき、たくさんの死者が出ました。
初期医療の体制が、もう少し早ければ・・・
救急医療レベルの医療が提供できていれば・・・
「助けられる命があったかもしれない」
“避けられた災害死”が500名存在した可能性があったと、
後で報告されています。
この阪神・淡路大震災で災害医療について、
多くの課題が上がり、この教訓を活かし、
各救助機関と連携して、医師が災害現場で医療を行なう必要性があると考えられ、
結成されました。
ここで、毎日新聞のDMATの記事を紹介します。
http://mainichi.jp/select/news/20140930k0000m040119000c.html
DMATは、「一人でも多くの命を助けよう」という気持ちをむねに
日々、専門的な訓練をすることにより、技術やチームワーク力をつけています。
先日、御岳山で噴火があり、たくさんの方が、怪我をされました。
ここでもDMATが活躍しました。
熱風を吸い込んだことによる軌道熱傷の方が多いことは、想像できました。
ただ、どのくらい怪我をされた方がいるのか、想像がつきませんでした。
まず、現場についてトリアージをする際、
判断を間違えば、怪我をされた方の生死に関わります。
いかに、判断するか、いかに知識、技術があるかで大きく変わってきます。
まだ、意識不明の方、怪我をされた方、
行方不明になっている方もいらっしゃいます。
DMATの活躍が広がることを期待します。
また、看護プロには、DMATに派遣している病院からいただいている
看護師の求人もございますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
看護プロ