東京都のNICU病床数、目標未達成の公算…!
新年、あけましておめでとうございます!
看護プロの祖父江でございます。
いよいよ始まりました2015年★
皆様、今年も看護プロをどうぞよろしくお願い致します♪
さて新年1発目の気になる話題はこちら!
今回は、看護プロでサポートさせていただく看護師さんの
中でも多くの方が希望されるこの小児科分野のニュースを紹介させていただきます。
東京都は2010年度から2014年度までの
周産期医療体制整備計画で、出生する1万人に対して
30床のNICU病床を確保することを目標に、14年度末までに
都全域で320床を整備する方針を示していたものの、
昨年10月の段階で294床となっておりその目標を
達成できない見通しであることが分かりました。
2015年度から始まる次期計画に改めて
320床の整備を盛り込む方針でいるものの
「周産期医療を担う医師が不足している状況」が深刻であり
次期計画でも達成できるかは微妙だという事です。
この一番の原因として挙げられたのが
「医師不足」
看護師の求人だけではなく、医師側でも人で不足で求人が多いようですね。
多忙とされる中でも多忙とされるこの領域。
医療安全上での問題…
身体の不調…
長時間勤務の回避…
体調に不安を感じる…
等で離職される方々がる中で
やはり、離職率の大部分は
体力的限界だそうです。
…という事で、新生児科医の勤務時間に関して
少し調べてみたところこの様なデータが出てきました。
当直回数/月:平均平日4.2回、休日1.8回計6回/月
睡眠時間:平均3.9時間
当直明け勤務:8割以上が連続通常勤務
最長連続勤務時間:41.4時間
(朝8:30→翌々日深夜2:00)
生命の誕生という素晴らしい瞬間に立ち会えるものの
確かにその代償は想像以上に大きいのですね。。。
少子化が進みお産の全体件数は減っているものの
リスクの高い低出生体重児は増えつつあります。
そうなるとますますNICUの需要は高まってくる事が予想されるので
労働時間の改善等早急な対応とそのためには国のサポートが必要ですね。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします!
次回の医療ニュースブログもお楽しみに♪
2015年01月07日カテゴリー:医師