医療費の改善!
こんにちは、看護プロの天野です。
いつの間にか3月に入り、花粉が飛んでいる気がしてムズムズしてきましたね。
実際に花粉は飛んでいるのでしょうが、自転車のサドルが黄色くなるまではどうにも信じられません。
今回ご紹介させて頂く医療ニュースは
「医療保険制度改革法案:閣議決定…入院食など負担増」(2015/03/03 毎日新聞)
①国民健康保険の運営主体を市町村から都道府県に移管
②40兆円近くに達する医療費の抑制を図る法案を閣議決定
この2つが政府から発表されました。
①国民健康保険の運営主体を市町村から都道府県に移管
市町村単位から都道府県単位にし、国民健康保険の規模を大きくする狙いがあります。
国民健康保険は、自営業者や非正規労働者が加入する医療保険です。
・加入者の年齢が高い
・財政基盤が不安定
・市町村の格差
これらが問題点です。
年齢層が高いと病院に行く回数が増える、加入者の所得水準が低いと一人あたりの負担が大きい等
言われてみれば、なんとなくイメージできます。
都道府県単位にすると、加入者が増え、負担が減らせるようになるとか。
負担が減るのはいいことですね!
でも暇つぶしに病院に行くのはやめましょう!
②40兆円近くに達する医療費の抑制を図る法案を閣議決定
よく耳にする「医療・介護関連の費用が多いので国が大変なことに!」という内容の改善策です。
1食260円の入院色の自己負担を460円に増額、紹介状なく大病院を訪れると5000円以上の負担、
サラリーマンの保険料率の上限を13%に引き上げる(現在、年収の12%)等盛りだくさんです。
しかし、厚生労働省内では「打つ手は限られている」との声も。頑張って!
消費税10%を延期したから、収入が見込めず、支出を減らそうという取り組みです。
新薬を処方される際は、ジェネリック医薬品との差額を自己負担、風邪等の軽い病気は自己負担、湿布は自己負担、
高齢者の窓口負担を増加といった内容も考えているそうです。
自己負担が多くなりますね。知らず知らずで良い待遇を受けていたようです。
キャンペーンが終わると、突然課金対象になるゲームみたいで焦ります。
「これらの作戦で頑張りましょう」と切り替えるのに数兆円かかるそうです。
「これらの作戦」で抑えられる医療費は数千億円だとか。
初期費用ってどうしてもかかりますよね、契約3ヶ月後の忘れた頃に通信費払わされるのとどっちがいいんでしょう。
野党は「意味がない!」と反対し、厚生労働省幹部は「じゃあ他のやり方だしてよ」と指摘。
どちらの言い分もわかります。
私としては湿布の自己負担が怖いです。
すぐ剥がして捨てるのはやめようと思いました。
2015年03月04日カテゴリー:医療全般