介護福祉士でも漢字に振り仮名導入へ
厚生労働省は、EPA(経済連携協定)に基づいて、来日している外国人介護福祉士候補者に配慮するため、
国家試験の問題中の難しい漢字に平仮名を振るなどの対応策を取ると発表しました。
看護師国試の検討チームが8月に公表した対応方針を参考にした。
大枠としては、
・「麻痺」(まひ)など常用漢字以外の漢字を含むものには、原則として平仮名を振る。
・「肺結核」などの疾病名には英語を併記するが、症状名には併記しない。
・「ADL」(Activities of Daily Living、日常生活動作)などの英字略語は、英語の正式名称と一般的な日本語訳を併記する。
・介護福祉士として知っておくべき専門用語や、「介護支援専門員」などの業務に必要な法令上の専門用語については原則、
平易な表現への置き換えを行わない。
・専門用語以外については、置き換えても介護現場での業務に支障がないと考えられるものに限り、平易な用語にする。
・現場で広く定着しているものは置き換えない。
・「加齢変化」といった複合語を「加齢による変化」に「分解」したりする。
という感じのようです。
看護師や介護福祉士など国内で足りていない資格者をEPAを活用することで補う、というプラン。
言語の壁、とくに「漢字」の壁が大きく立ちはだかっていましたが、大きく一歩前進しそうですね。
実際の処置やケアに困らない範囲であれば全く問題ないはず。
このままいい方向に進んでいくといいですね。
注視していきたいところです。
2010年10月18日カテゴリー:医療全般