【知っておきたい】介護施設の看護師求人ポイント【転職の秘訣】
介護施設に興味がある、介護施設に転職を考えているという方の為に、特徴をまとめさせて頂きました。
ご転職活動をする際の参考になればと思います。
代表的なもので言えば、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、有料老人ホームがございます。
介護老人保健施設とは、病院での治療を終えた介護が必要な患者さんが、在宅に戻る為の支援を行う施設です。
特別養護老人ホーム・有料老人ホームとは、共に高齢者の方の生活の場となっています。
大きな違いは、特別養護老人ホームは、社会福祉法人や自治体が運営している公的な施設で、要介護認定3以上の人が入居できます。
有料老人ホームは主に民間の企業によって運営されており、対象となる人は施設により変わりますが、概ね65歳以上で自立の方から要介護・要支援の方まで広く入所する事が可能です。
それ以外にも、サービス付き高齢者住宅や認知症専門グループホーム、ケアホームなどなど、多様なニーズにこたえた介護施設が存在しています。
◆目次
①介護施設での看護師さんの仕事内容
②介護施設での働き方の特徴
③介護施設での仕事はこんな看護師さんにオススメ!
④代表的な介護施設のご紹介
⑤介護施設で働く看護師さんのクチコミ
①介護施設での看護師さんの仕事内容
介護施設での看護師さんの一番の役割は、ずばり「入居者さんの健康管理」です。
医師の管理のもと、医学的指導も行う老健施設では看護師さんの仕事内容(医療行為)の幅も他施設に比べて多くなりますが、基本的には、患者さんの状態を維持・治療する病院と違い、入居者さんの健康状態を把握・管理する事が仕事です。
一言で健康管理と言っても何をするの?と思うかもしれません。
以下に、介護施設で行う看護師さんの仕事内容を具体的に記載します。
★バイタルチェック
★服薬管理
★痰の吸引、胃ろう・経管栄養の管理・褥瘡ケア・口腔ケア・ストーマ管理などの簡単な医療処置
★急変時の対応・応急手当
★往診の同行
★施設の衛生管理
代表的なものを記載しましたが、施設によってはどういった状態の患者さんが受け入れ可能なのかどうかをHPに記載しているので、ブランクのある看護師さんなどで「重篤な医療行為を必要とする入居者さんがいる場合は不安だ・・・」という方は、事前に調べておくと良いと思います。
また、介護施設での看護師さんの仕事内容でもう一つ重要なのが「介護士さんへの指示出し、指導」です。
看護師さんは、入居者の方の健康を管理しますが、実際に入居者の方の生活をケア・サポートするのは介護士さんです。
しかし介護士さんは、医学的知識がありません。
なので、実際に入居者さんと長い時間接する介護士さんから入居者さんの状態を聞きだし把握したり、時には指示出しや指導などを行う事も看護師さんの重要な仕事の一つです。
介護士さんの中には、経験も長く看護師さんより年上の人も多いですが、そう言った方とも上手に関係を築きあげ、円滑に業務を進める事も看護師さんには求められてくるでしょう。
②介護施設での働き方の特徴
以下に簡単に介護施設での働き方をまとめます。
・介護老人保健施設・・・夜間帯も看護師の配置あり。なので常勤になるには夜勤は必要。日勤のみしか勤務出来ない場合は、非常勤となることが多い。
・特別養護老人ホーム・・・夜間帯の看護師の配置はなし。なので常勤で夜勤はなし、という勤務形態が実現可能。
・有料老人ホーム・・・夜間帯は看護師を配置しないところが大半だが、入居者の医療依存度が高くなるにつれて、夜間帯に看護師を配置するようになった施設も多い。その場合は、常勤だと夜勤も必須になるが、夜間帯に看護師を配置しない場合は日勤のみで常勤になれる。
介護施設(特に特養・有料)の魅力の一つが、夜勤はなくても常勤になれるところです。
しかし、その場合夜間帯にオンコール対応が発生します。
オンコールは、だいたい月に1週間~10日程度、夜間帯に看護師さんが不在の為、介護士さんから判断を仰ぐ電話がかかってきます。
オンコールは、持っていてもまったく気にならない、負担にならない人と、持っていると休まった気がしない!と言う人とはっきり分かれるので、そこも自分に合っているかどうかをしっかりご検討される事をお勧めします。
③介護施設での仕事はこんな看護師さんにおススメ!
介護施設は、ほとんどが入居者さんの生活の場となります。
なので、病院と違い比較的入居者さんとゆっくりコミュニケーションを取りながら、長い時間向き合う事の出来る場所とも言えるでしょう。
そのように入居者さんとしっかり向き合いたい、と考える看護師さんにはお勧めです。
しかし、一方で介護施設では排泄介助や入浴介助、食事介助などの日常的なケアやサポートを看護師さんが行う場合も多々あります。
勿論、そういった日々の状態を細かく把握するには、看護師さんもそういった業務に入るべきではあるのですが、「これは看護師の仕事なのか?」「もっと医療行為がしたい!」といったように思ってしまう方には、介護施設での仕事はお勧め出来ません。
最近では、看護師さんと介護士さんの業務区分をしっかり行っている施設も増えてきていますが、「看護」「医療行為」以外はまったくやりたくない!そうお考えの人は、介護施設での仕事は難しいと言えるでしょう。
③代表的な介護施設のご紹介
老人ホームは、大手の株式会社が首都圏を中心に展開していらっしゃいます。
有名なところで言うとベネッセスタイルケアの運営する有料老人ホームがあります。
ベネッセは、全部の6つの形態の老人ホームを運営しております。アットホームな雰囲気を売りにしている「くらら」などがその代表です♪
また、富裕層向けの「グランダ」と言った形態もございます。
やはり大手なので、福利厚生などはばっちり整っています。
また、ベネッセの有料老人ホームでは、夜勤帯は専属の看護師さんを配置しているので、日勤帯のみの勤務でも常勤になる事が出来ますよ!
その他の介護施設で特徴のあるものをご紹介させて頂くと、町田市にある合掌苑さんがございます。
こちらは、介護施設ですがなんと寮あり!また、長期休暇の取りにくい介護施設の中でもリフレッシュ休暇が年に8日あります♪
④介護施設で働く看護師さんのクチコミ
「もともと、病院で長く働いていたのですが、結婚・出産と共に退職し、子供が成長しきってから復職する事に。
その時はブランクもあったので、以前の様に病院でバリバリ働く自信がなく、介護施設の入職しました。
正直条件や、病院より楽そう・・・なんて気持ちで希望してしまったんですが、全然楽じゃありませんでした(笑)。
私の入職した施設は利用者さんが100名定員の施設だったので、名前を覚える事がまず大変で!
しかも看護師の人数も少なく、何かと判断を求められる事も多くて入職してしばらくは毎日てんやわんやでした。。
でも仕事に慣れ始め、入居者さんの名前は勿論、その人の趣味とか生活スタイルとかも頭に入ってきてからは、仕事がとても楽しくなりました!
病院では知ることが出来なかった、退院後の生活を知ることも出来ましたし、入居者さんの視点に立って、その人の生活やご家族の状況も含めてアプローチ方法を検討し、それがその入居者さんにとって良い方向に進んだ様子を見た時に、とてもやりがいを感じることが出来ました♪」