新高齢者医療制度に関するマスコミ各社のご意見
こんにちは。看護プロの小林です。
25日厚労省が「新高齢者医療制度」の概要を発表して以来
新聞やテレビは批判の嵐ですね。
批判話が中心になり、具体的になにがどう変わるかの
骨太方針が分かりづらい為、概要だけ抜粋すると↓
■改定予定時期
2013年度導入予定
■改正案骨子
・75歳以上のうち1200万人は市町村国保に加入、200万人は被用者保険に移行
・国保のうち75歳以上は別会計とし、都道府県単位で運営
・国保は将来的に都道府県単位に広域化
・70~74歳の窓口負担を13年度以降に70歳になる人から順次、1割から2割に引き上げ
・現役世代の拠出金額は加入者の給与水準に応じた「総報酬割り」に変更
上記に対して、下記のような批判意見が出ています。
「給与水準高=保険料高という格差懸念」
「都道府県の高齢者比率の問題」
「窓口負担増による受診抑制が懸念。」
「順次切り上げの為、タイミングにより損得が生じる。」などなど
当たり前ではありますが、どの立場に立って考えるかで
非常に意見が異なる問題です。
例)24歳男性Aの場合:
若者の負担がまた大きくなって高齢者の為に働いている気がする
例)70歳女性Bの場合:
窓口負担が増えるから、クリニックに行く頻度を控えよう。
その為、マスコミ各社批判の矛先は異なるようで
「現役世代の負担増」
「現役世代の給与水準が高い人にさらに負担増」
「高齢者の医療負担増」
「野党時代に批判した内容が実行されない菅政権」などなど
詳細は下記を見て頂けると各社のメイン読者層が想像されます。
■2010年10月25日毎日新聞
<高齢者医療>70~74歳、自己負担2割に 厚労省が概要
■2010年10月25日読売新聞
10年後の新医療制度、現役世代負担7万円増も
■2010年10月26日産経新聞
新高齢者医療制度 15年後の保険料は? 会社員9万4000円負担増
■2010年10月26日FNN
新たな高齢者医療制度案を公表 かつて批判した現行制度と負担額ほとんど変わらず
■2010年10月25日CBニュース
「窓口負担2割」に受診抑制を懸念する声も―高齢者医療制度改革会議
■2010年10月25日毎日新聞
高齢者医療:「舛添案」に回帰 官僚主導、成立も見通せず
2010年10月27日カテゴリー:医療全般