【知っておきたい】介護老人保健施設で働くポイント!【転職の秘訣】
■介護老人保健施設の求人について
今回は介護老人保健施設(以下、老健)の求人についてご紹介させていただきます。
介護施設と言ってもいくつか種類があります。
その中で老健とはどのような施設で、どのような求人があるのでしょうか。
①そもそも老健とはどんな施設?
②老健ではどのような働き方がある?
③こんな老健がある!
④老健で働いている看護師の方の口コミ
①そもそも老健とはどんな施設?
介護老人保健施設=老健とは、介護を必要とする高齢者の自立を支援し、在宅復帰を目指すために、看護・介護の両面から栄養管理・食事・入浴からリハビリテーションを提供する施設です。
専門スタッフが常駐し、夜間でも安心できる体制が整っています。
老健を利用できる方は、介護保険法による被保険者で要介護認定を受けた方のうち、
入院治療の必要がない要介護度1~5の方です。
入所期間の目処を3~6ヶ月とするという特徴もあります。
しかし、実際には長期入所が増え、特別養護老人ホーム(特養)との差がなくなりつつあります。
②老健ではどのような働き方がある?
①でご紹介したように、専門スタッフが常駐している施設です。
つまり、看護師の方に夜勤が発生します。
夜勤ができない方は、「日勤のみの勤務」をしっかり希望した上で求人を探しましょう。
職員の配置基準は、介護保険制度上の職員配置基準に則っています。
入所者3.6人に介護・看護職員1人、あるいは3人に1人という体制をとっています。
看護職員と介護職員の割合は2:5です。
老健で働く際には、介護職員の方々との協力が必要不可欠となりますね。
老健で働く看護師の業務内容は、以下のものがあります。
バイタルチェック・胃ろう・褥瘡ケアなどの医療処置が挙げられます。
また、服薬管理、薬塗布、予薬、口腔ケアもありますね。
施設の中には、看護職・介護職の境界線がしっかり分かれていないところも少なくありません。
看護師として医療措置をしたい!という希望が強い方は、看護と介護の業務がしっかり分かれているかを事前に調べておきましょう。
③こんな老健がある!
老健には、病院に併設されたものもあります。
病院の入院患者の方を老健に移し、在宅復帰を目指すという構造です。
働く看護師の方から見てのメリットは、異動という形で両職場を行き来できる点。
病棟にも介護施設にも興味がある方は、「病院と老健が併設された施設」を探してみてはいかがでしょうか。
中には一つの建物で構成され、2階は病棟・3階は老健といった所も存在します。
病院に併設された老健の場合、託児所や寮といった福利厚生を利用できるところもあります。
老健が単体で運営している職場では、福利厚生が十分に整っていないこともあります。
選択肢がいくつかある看護師の方であれば、病院併設の施設を調べる価値はありますよ。
病院併設型の老健でオススメは「介護老人保健施設_栗の郷」です。
この老健は、栗山中央病院の系列施設なのですが、特徴的なのは日勤のみの勤務も可能という点。
ご家庭との両立をしたい!という看護師の方も活躍できるので、是非ご検討ください。
④老健で働いている看護師の方の口コミ
高齢者の方と接することが好きだったので楽しく業務をすることができています。
私が働く老健では、介護職の人と協力して業務にあたることが多いですが、あまり気にしていません。
病棟勤務をされていて、なんとなく転職してきた人の中には、自分の考えに合わず辞めてしまう人も少なくありません。
老健と言っても、施設ごとに内容・考え方は違うので、しっかり調べてから転職をした方が良いと思います。
病棟とは違った視点から看護について学ぶことができるので、老年看護に興味のある看護師さんにオススメですよ。