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【知っておきたい】精神科病院の専門病棟【転職の秘訣】

今回は、精神科病院の中でも、専門性の高い病棟についてご紹介させていただきます。

精神科病院を調べていると、急性期・療養といった聞き慣れた病棟だけでなく、
精神科独特の病棟に出くわします。
その中から、アルコール依存症・うつ病・認知症・睡眠障害・思春期精神科の5つをご紹介させていただきます。
精神科病院での勤務やキャリアアップを考えている看護師さんは、是非参考にしてみてください。

【目次】

◆アルコール依存症
◆うつ病
◆認知症
◆睡眠障害
◆思春期精神科

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◆アルコール依存症
精神科病院の中には、アルコール依存症の治療を専門で扱う病棟を持つものもあります。
アルコール依存症治療病棟では、どのような業務を行うのでしょうか。

・アルコール依存性は治療というより、回復・リハビリという姿勢で行う。
飲酒が原因で問題を起こしてしまったが、止めることができない。身体に影響が出始めている。
そんな方々に対して、断酒が出来るようにプログラムを設けます。
そもそもの考え方を変えてもらい、解毒・リハビリをスケジュール立てて行っていきます。
アルコール依存症についての正しい理解を持ってもらい、依存症で困っている方に寄り添ってあげることが大切ですね。

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医療法人財団青溪会 駒木野病院
こちらでは、平成25年5月よりアルコール総合医療センターを立ち上げております。
ご本人やご家族の治療・ケアはもちろんのこと、外来・入院・リハビリ・地域連携活動を専属スタッフが一本化することで、
長年続けてきたアルコール依存症の外来・入院治療だけに留まらない、新しいアルコール医療を発展させています。
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◆うつ病
現代型・新型うつ病という言葉を耳にすることが珍しくなくなってきました。
「知り合い・家族がうつ病になってしまった」なんて話も他人事ではありません。
うつ病について専門的に扱う病棟について、ご説明させていただきます。

・うつ病と一言では片付けられない!症状によって様々な治療方法があります!
精神療法、認知行動療法、作業療法、音楽療法、家族療法などの療法を症状に応じて適用し、
カウンセリングを導入しての症状回復だけでなく、体調悪化の原因を解消についても考える必要があります。
医師の診断の下、薬物投与をすることもあれば、プログラムでの治療で回復を目指すケースも少なくありません。
うつ病が、昔に比べ一般的な病気になってしまったのは残念ですが、だからこそ困っている人が多いとも言えます。
ご興味がある看護師さんは、是非うつ病を専門で扱っている精神科病院をご検討ください。

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・医療法人社団 新光会 不知火病院

1989年、うつ病の入院治療施設である「ストレスケアセンター」を日本で初めて開設しました。
院長は、日本ストレスケア病棟研究会会長でもあり、様々な著書を通じて、一般の方々にもうつ病の正しい理解を呼びかけています。
福岡県付近にお住まいで、精神科・うつ病にご興味のある看護師さんは是非一度ご検討ください。
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◆認知症
超高齢社会に向かっている日本では、今以上に認知症に悩まされる方が増えていくでしょう。
最近では、認知症を専門で扱う病棟だけでなく、認知症専門病院も多くなっています。
認知症治療に対する考え方は、どの病院も同じ、とはなかなかいきません。
勤務をする際は、是非ご自分の納得のいく治療・対応をしている職場を探しましょう。

・様々にある認知症によって、適した改善策を見つけなければならない。
認知症の中には、アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・脳血管性認知症・前頭側頭型認知症(FTD)・若年性認知症・アルコール性認知症・正常圧水頭症(NPH)・まだら認知症と様々な原因による症例があります。
ご家族や周囲の人から見れば「認知症」という一つの病気であり、原因も加齢によるものだろうと考えてしまいます。
患者さんはもちろん、ご家族にも正しい理解と、認知症に向き合う姿勢を持ってもらう看護を提供することが重要となります。
高齢者医療はもちろんですが、「人に寄り添った看護」を理想とする看護師さんに合うかもしれませんね。

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・ 医療法人花咲会 かわさき記念病院
神奈川県川崎市で初めてとなる認知症専門病院です。
短期集中的な治療とケアに特化し、各病棟を少数病床のユニット形式に分け、小規模ケアを行っています。
これは患者さんが自分の生活圏を把握する手助けとなり、短期間で心の安定・認知症の症状改善・進行予防になると考えられた治療方法です。
この方法は福祉先進国やグループホーム、老健では既に取り入れられており、実績も出していますが、医療機関ではまだまだ取り組まれていません。
新しい認知症治療を学びたいという看護師さんにオススメですよ!
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 ◆睡眠障害
眠れない・途中で目が覚めてしまう・早くに目覚めてその後寝付けない。誰でも一度は悩まされたことがあると思います。
それだけでは睡眠障害とまでは言えませんが、症状が悪化し、長期に渡り日常生活に支障が出始めれば立派な「障害」となりえます。
不眠や過眠は精神疾患や内科疾患を伴うケースが多く、合併症を治療する必要があります。
なので、精神科で扱っているんですね。

・精神科にかかることで睡眠に関する異常をリセットすることを目指す!
睡眠障害は、下記のように分類できます。
①精神疾患によるもの
②睡眠それ自体の異常
③睡眠に伴う異常な症状や行動

①精神疾患によるもの
統合失調症・うつ病・不安障害による不眠や過眠が該当します。
合併症を治療する必要がありますので、合併症の治療→不眠症改善というプロセスを目指します。

②睡眠それ自体の異常
他の疾患が認められず、行動異常や症状がない場合、「不眠症」と判断されます。
「ナルコレプシー」「睡眠時無呼吸症候群」「いびき・歯ぎしり不眠症」など分類上こちらに当てはまります。
治療方法としては、睡眠に対する正しい理解・生活リズムの改善・薬物治療が行われます。

③睡眠に伴う異常な症状や行動
夜驚症、夜尿症、睡眠麻痺、睡眠関連摂食障害などが挙げられます。
こちらも②の不眠症と同じ治療方法がとられます。

睡眠障害治療は、一般の精神科・クリニック・心療内科・睡眠障害専門外来といった施設で行われます。
ご興味のある看護師さんは、是非看護プロまでお問い合わせください!

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・平沢記念病院
177床の精神科病院で、睡眠障害外来を扱っています。
睡眠障害に関する専門的な病院、ではありませんが、精神科病院での勤務をしつつ、勉強をする環境としてはオススメできます。
睡眠障害外来の他にも、「もの忘れ外来」「女性の心のケア外来」「神経内科専門外来」も設けており、精神科全般について学ぶこともできますよ。
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◆思春期精神科
発達障害や精神障害に悩まされている18歳未満を対象とする専門分野です。
子供の精神科治療は外来が中心になりますが、自分や周囲の人の生活に影響を及ぼしてしまうと判断された場合は、入院治療が選択されるケースもあります。

・院内学級を設けるなど、プログラム的に治療を進めていきます!
カウンセリング・薬物療法・集団精神療法・スポーツや創作などの病棟日課・作業療法を行うことで、日常への復帰を目指します。
治療の際は、医師・看護師だけでなく、心理専門職・精神科ケースワーカーとの協力体制で取り組まれます。

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・東京都立小児医療センター
こちらの病院では「こころの専門診療部」として、児童・思春期精神科を扱っています。
病棟も非常に細かく分かれており、治療にあたる看護師さんも、より専門的な業務ができ、ご家族も安心できる体制をとっています。
平均入院期間は90日と言われており、出来るだけ早い家庭への復帰を念頭に治療を行っています。
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以上、取り上げた5つの専門分野についてのご紹介でした。

精神科にご興味のある看護師さんは、大勢いらっしゃるかと思います。
しかし、より専門的な知識を身につけたい・特定の疾患に悩んでいる患者さんに寄り添いたい、という思いはあるのではないでしょうか。
ご自分で転職先を探すことに負担を感じましたら、お気軽に看護プロまでご連絡ください!

2015年12月09日カテゴリー:未分類, 看護プロ